日本の少し先の未来はどうなる？COP26が開催されます

2021年10月30日 19:00:00ライター:田上カテゴリ:あんじゅホーム社員ブログ

あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『COP 26』についてお話しさせていただきます。

日本時間の10月31日(日)から11月12日(金)までの期間、英国の都市グラスゴーで気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP 26)が開催されます。
COP26は、2020年11月に開催される予定でしたが、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大のため、1年遅れでの開催となったようです。
気候ネットワークのメンバーもオブザーバーで参加し、最新情報を発信する予定です。
COP 26グラスゴー会議の焦点としては、
　・パリ協定1.5℃未満への道筋をつける事(目標の引き上げや脱石炭など)
　・パリ協定6条メカニズムなどのルールに合意する事
　・気候資金の動員を進める事
　・適応策の交渉を進める事
の4つをあげています。

現在は1.5℃はおろか2℃未満に抑制する見通しも立たない現状なので、今のままでは破滅的な気候危機が訪れる事が予測されます！
COP 26はこの現状に歯止めをかけ、1.5℃が実現可能である事を世界に知らしめる事ができるかが試される重要な会議になります。
よって日本政府はかかる科学的知見に向き合い大転換が必要であると認識し、新たな野心的数値の引き上げ意思を世界に示す必要があります。
とりわけ日本政府は国内において石炭火力発電の新増設を容認し続けており、既存の石炭火力を今後も維持する方針で、10月22日に閣議決定された第6次エネルギー基本計画は、2030年時点の発電量のうち19％を石炭で賄う方針だそうです。
また同計画は脱石炭を目指す代わりに水素・アンモニアの混焼技術を推し進めているが、これらの事業の多くは新たな化石燃料採掘を呼び起こし、CO 2排出削減には殆ど貢献せず化石燃料による火力発電を延命させる事になっているようです。
上記の内容を加味しながら、早期に新しいエネルギー政策を打ち出し実行しないと世界から冷ややかな目で見られ、日本の存在意義がなくなると思います。

10月31日(日)には衆議院議員総選挙がありますが、岸田首相もその重要性を理解したうえで『COP 26』に出席されます。
岸田首相は外遊先で海外の首脳で一番先に会うのは米国のバイデン大統領と公言していますので、会場内で会談時間が取れるかも話題に上がると思います。
その席でどのような会話がなされるかで、今後の日本の産業の衰退と繁栄の未来が見えてくると感じます！

11月は、日本の少し先の未来がわかる月となります。
私たち建築業界にとっても、今後の展望を考えるうえで重要な月になる事は間違いないと思います。
省エネ住宅をご検討中のお客様は、是非ともお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。

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