あんじゅホーム社員ブログ
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2019 月刊ふかみ通信 2月号

2019年02月14日 13:28:34ライター:あんじゅリフォームカテゴリ:あんじゅホーム社員ブログ

今月のトピック

1.ふかみの独り言

2.家づくりの本を読む  

 【伊礼智の住宅設計作法Ⅱ】その5

3.あとがき

 

年末のお餅つき大会は、たくさんの方にご来場頂きまして、

誠にありがとうございました。

予想を遥かに超えるご来場をいただき、

なんと516名のご来場がありました。

 

しかし、あまりにも想定外のご来場だったため、

せっかく来ていただいたのに、ゆっくり楽しむことができないことに

なってしまい、本当に申し訳ございませんでした。

この場を借りてお詫び申し上げます。

 

特にお昼前後、会場のキャパを大幅に超えてしまう時間帯があり、

多くのお客様に不愉快な思いをさせてしまいました。

 

今年は、同じことが起きないように、対策をしてまいりますので、

今年のお餅つき大会にご期待下さい。

 

家づくりの本を読む

【伊礼智の住宅設計作法Ⅱ】その5 

 

 

工務店の設計

 

「工務店の設計で、ここを変えたらもっとよくなるという点を

教えてください」という問いに、伊礼氏はこう答えました。

 

①階高・天井高を低くおさえる、

②窓をたくさん設けない、

③天井に照明をつけない

 

この3つでずいぶんイメージは変わります。プロポーションが

ぐっとまとまり、落ち着いた居場所になります。

通常、クライアントの要望をそのまま聴き入れてしまうと、

「明るく、風通しがよく」と言われ、そのまま受け入れると

窓をたくさんつけることになり、壁がなくなり、空間の安定を

失ってしまいます。

積極的な意味のない窓をつけないことがポイントです。

照明は数を減らしたうえで低い位置にもってくると、

スッキリして空間の重心が下がり落ち着きがでます。

ただし、この三つの点をクライアントに受け入れてもらうことは難しいですが。。。

 

佇まいを考える

 

外観より内部が大事?「目立とう」「格好いいものをつくろう」とか、

操作すればするほど、内部空間を犠牲にしてしまうことになります。

あるいは、内部と関係なく外部の形や色を操作することは

やってはいけないことです。

それはデザインとは呼べないものになってしまいます。

 

吉村順三さんは「外観より内部が大事、内部が自然に外へ

表出したものが外観だ」とおっしゃっていたそうです。

それが誠実な設計のアプローチなのでしょう。

しかし、外と中が連動してどちらも申し分なく納まっている

ということはかなり難しい。ありえないぐらい難しいものです。

 

「南与野の家」水平ラインだけではなくて、壁を残すようにまとめた例。

街に対して閉じるところは閉じ、開くところは開くようにまとめています。

 

伊礼氏が師匠の一人である丸谷博男氏に教わったことに

「プランはプランで一番いいと思うように描く。立面は立面で

こうありたいと思うように開口の位置を描いてもいい。

つじつまが合っていなくてもいい。それを詰めていくといい方向でまとまるから」

という言葉があり、今でも思い出すそうです。

 

建物の高さを低くおさえる努力をすることと開口部のあり方を考え直すことのほかに、

「水平ライン」を意識することで、落ち着いた佇まいになります。

外観だけでなく内部も意識します。

 

エレベーション(立面)をまとめるときは、開口部をできるだけ一つにまとめて、

水平ラインを出すようにしています。

特に意識していることは、実際の目の高さから見たときの見た目だそうです。

そのために模型を作ったりして確認をしています。

 

また、インテリアをまとめるときと同じですが、

外観に何もない壁面を残すことも大事で、その壁面は内部の暮らしを

しっかりと守ってくれる壁になってくれます。

そうすることで、佇まいもノイズの少ない落ち着きがでてきます。

 

今回で、『伊礼智の住宅設計作法Ⅱ』は終わりです。

私も参考にさせてもらっている住宅建築家の一人です。

普遍的な美しさがあって、とても参考になる建築家ですね。

 

あとがき

毎年、年末に発表される「税制改正大綱」に注目しています。

これは、翌年の税金や助成金などの骨子が書かれています。

そのほとんどがそのまま翌年に施行されます。

 

昨年の年末に発表された内容では、消費税10%の増税に対する

緩和措置が多く盛り込まれていました。

前回の増税後は、景気も落ち込み市場は大変でしたので、

その対策ということです。

 

住宅関連については、住宅ローン減税の拡充と住宅資金贈与の

拡充が主な対策でした。

それ以外は、特に目新しい内容は残念ながら入っておらず、

予定通りの内容でした。

 

ちょうどこのタイミングで家づくりをお考えの方は、

有効に使っていただくとかなりお得になることもありますので、

ぜひうまく活用してみてください。

 

 

 

 

 

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