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【コラム】 新紙幣でキャッシュレス化が促進?

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
いよいよ明日から新紙幣が発行されますね。

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新紙幣は最新の偽造防止技術、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの導入がされていますが
同時にキャッシュレス化が促進されると言われています。
いったいなぜなのでしょうか?

諸外国と比べ日本のキャッシュレス決済比率はとても低いです。
2021年時点で韓国では95.3%、中国では83.8%ですが、日本は32.5%となっています。
その理由として「現金への信頼の高さ」が挙げられます。
キャッシュレス化の大きなメリットは偽札防止・盗難防止です。
しかし日本では、紙幣製造技術が高く、治安も良いので偽札・スリ・盗難などの被害が少なく
キャッシュレスに切り替えるメリットが薄く進みにくいという側面があります。

ではなぜ新紙幣の発行でキャッシュレス化が進むと言われるのでしょうか。
新紙幣発行となると、自動釣銭機や自動券売機などを使用している事業者はユニットの交換などで新紙幣に対応させる必要があります。
今後も定期的に新紙幣の発行がされるのであれば、これを機に完全キャッシュレス化へ移行する事業者も一定数出てくるとのことです。
一度キャッシュレス化にしてしまえば今後の新紙幣対応は不要となるためです。

これからの人手不足の時代においては現金の取扱いにかかる時間と労力の短縮が求められるかもしれません。
また、外国人観光客の多くはキャッシュレス決済に慣れているのでインバウンド需要を取り込むことが出来ます。