あんじゅホームスタッフブログ

【お役立ち情報】 屋根特集

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
同じ家でも屋根の材質によって建物の印象が変わります。
住宅で使われる主な屋根材の種類と特徴を紹介します。

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屋根は雨風をしのぐためのものですがそれ以外にも
外観の印象を変える、室内の温度上昇を防ぐなどデザイン性や快適性としての役目もあります。
近年、太陽光発電パネルの設置条件から屋根材が決まるケースもあります。

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瓦は粘土を高温で焼いて作られる屋根材で古くから使われています。
遺跡から出土するほど耐久性が高いのが特徴です。
色褪せなどもほとんどしないのでメンテナンス不要で半永久的に使えます。
また断熱性・遮音性が高く日本の気候に適した素材と言えます

反面、瓦は重量があるため耐震性が低くなります。
現在のお家づくりは屋根の重さも考慮して構造計算を行いますので安心ですが
昔の基準で建てられた家は耐震性に不安が残ります。
実は昭和56年以前の瓦は固定されていないそうです。
これは地震の際、建物が崩れてしまう前に重たい瓦をわざと落として建物を守るように
と考えられた先人の知恵だそうです。
昭和56年の新耐震基準で瓦も固定され、躯体も地震に耐えられるような構造になっています。
ただし、この新耐震基準と今の耐震基準は全くの別物なので耐震補強は必要となります。

 

スレート

スレートはセメントと繊維材料を主原料にした薄い板状の成型材です。
コロニアル・カラーベストなどの商品名で呼ばれることが多く、一般的な木造住宅で使用率の高い屋根材です。
耐久性は20年~25年とされています。
種類、カラーが豊富で加工しやすくコストも押さえることが出来ます。
基本的には定期的な塗装メンテナンスが必要です。
塗料の耐用年数によりますが10年に1度が目安です。
またひび割れがしやすく、台風時に飛来物が当たると損傷しやすいです。

 

ガルバリウム鋼板

アルミ亜鉛合金メッキ鋼板でできた屋根材でスタイリッシュな印象に仕上がります。
サビにくい材質で耐用年数も30年程度と言われています。
軽量なので建物の耐震性能が高くなります。
防音性が低く、熱も伝わりやすいので屋根裏の断熱と遮音が大切になります。
当社の場合はセルロースファイバーでの屋根断熱を標準仕様としています。
太陽光パネルを搭載される時はガルバリウム鋼板の採用が多いです。
パネルの受け材を屋根に穴を空けることなく固定できるため、雨漏りのリスクを抑えることが出来ます。

屋根材それぞれにメリットとデメリットがあります。
デザイン性・機能面・メンテナンス性など各方面から屋根材を選びましょう。