あんじゅホームスタッフブログ

【現場レポート】 工場見学 前編

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
一般社団法人 近畿木材住宅協会様の主催で岡山県津山市にある院庄林業株式会社様の工場へ視察に行ってきました。
住宅協会様の工場見学は4年ぶり3回目の開催です。
1回目を7年前に開催されたそうですが、その時に参加者で檜の苗木を植林されました。
7年経ちどのくらい成長したのでしょうか?

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午前中は工場見学です。
普段は製材された柱部材や梁部材を現場で取り扱っていますが
丸太からの製材過程を見学させてもらいました。

樹齢50年~60年の檜です。
院庄林業様では芯材の有る柱しか出荷しないため丸太1本につき柱は1本しか取れません。
柱で使用した以外の部分は、集成材として使ったり、木材チップとして使ったり
そしてバイオマス燃料としても使われるそうです。

 

 

 

皮を荒く削った丸太を機械に乗せ、柱の芯から12センチ程度の直方体を生成します。
まずは丸太の両サイドを切り落とし、次の工程で90度回転させ、再び両サイドを切ります。
こうして出来た直方体を次は既定のサイズに整え、同時に強度も測定しながら機械を流れていきます。
最後は目視で欠損がないかを確認し無事合格したものが出荷されます。

 

 

柱で使われなかった部分は集成材として使われます。
3センチ厚の板状のものを重ね合わせたものが集成材で
12センチ(4枚重ね)、15センチ(5枚重ね)増えていき45センチ(15枚重ね)まで製作可能です。
重ね合わせは接着剤を使います。

 3センチ厚の板状のものは短い部材をつなぎ合わせて作ります。
短いといっても最低20センチ以上と規格で決まっています。
つなぎ部分は「フィンガージョイント」と呼ばれ交互に指が重なるような形をしています。
ギザギザになっているのが分かりますか?
このギザギザ同士をつないでしっかりと接合します。

 

 

午後からは山林伐採の視察と植林体験です。
続きは明日のブログで!