【お役立ち情報】 冬の換気について
いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
週末は急に寒くなりましたね。
ついこの間まで暑い暑いと言っていたのですが、早くも冬の到来を感じております。
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寒くなるとどうしても換気が疎かになってしまいませんか?
寒い冬こそ換気が大切です。
24時間換気をつけているから大丈夫!とも言い切れません。
換気が大切な理由と気を付けたい点とは?
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換気が必要な理由
冬になり乾燥してくると、インフルエンザの流行がニュースになります。
ウィルスは空気よりも軽いため衣服に付着したものが家の中に持ち込まれてしまいます。
また咳やくしゃみに含まれるウィルスが空気中を漂っていることもあります。
定期的に室内を換気して屋外へ排出し新鮮な空気を取り入れることが大切です。
冬場は屋外との温度差が大きくなり断熱性能の低い窓ガラスでは結露が生じます。
調理による水蒸気、加湿器、そして私たちの呼吸からも水分が放出されています。
これら水分を含んだ空気を入れ替えることで結露対策となります。
密閉された部屋では呼吸をすることで新鮮な空気がなくなっていきます。
6帖の部屋では約45時間で新鮮な空気を吸い尽くす計算となります。
大人2人なら22時間、家族4人なら10時間です。
実際はドアの下の隙間から空気の流入はあるので極端な例ですが
人が必要としている新鮮な空気は想像している以上に多いのです。
必要な換気量と回数の目安
建築基準法では24時間換気として1時間で0.5回、2時間で室内の空気が全て入れ替わる
と定められています。
これは意図して窓を開けることで得られる必要換気量ではなく
換気扇や換気設備を用いての必要換気量です。
時間の目安を設けるなら10分程度窓を開けると良いでしょう。
家の対角で空気が通り抜けるなら3分開けていれば十分かと思います。
効果的に換気をするには、風の通り抜けをイメージして部屋のドアや廊下も開放します。
風の入り口側は小さく、出口側は大きく開けると短時間で換気が行えます。
24時間換気だけでは不足?
建築基準法では24時間換気が義務付けられています。
第3種換気(自然に空気を取り込んで換気扇で排出)を採用の場合
寒い冬場も給気口を開け放しにしておく必要がありますがされていますか?
また換気扇も電気代がもったいないからと切っていませんか?
第1種換気(機械で強制的に給気・排気)を採用しない場合は
空気の入り口・出口を塞ぎがちになります。
24時間換気を理解しているので常に換気扇を付けている。というご家庭でも
定期的にフィルターの掃除を行わないと能力は落ちてしまいます。
機器類の日頃のメンテナンスまではなかなか難しいと思いますので
手で窓を開け、意図的に換気することはとても効果的です。
寒い冬だからこそ換気が大切。
インフルエンザ、コロナのウィルスや結露から生じるカビを防ぐためにも
定期的な換気を心掛けましょう。