あんじゅホームスタッフブログ

【コラム】 住宅ローン金利引き上げ

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
大手4銀行が10月の住宅ローン金利を発表し、10年固定金利は引き上げとなりました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

10月から適用される住宅ローン金利について、大手4銀行が引き上げをしました。
引き上げは10年固定で0.06%~0.10%、最優遇金利で0.94%~1.65%となりました。
日銀が7月に金利操作の柔軟化を決めて以降、長期金利は上昇が続いています。
では、金利が0.10%上昇するとどのくらい影響が出るのか?
ピンとこないので試算してみました。
 ※試算には保証料・事務手数料は考慮していません。
 ※住宅ローンの優位性をお約束するものではありません。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

借入金額5000万円、当初10年固定金利、11年目以降は変動金利。
最長35年で住宅ローンを組むと設定します。

CASE1 A銀行の場合

 

先月の金利が10年固定で0.88%、変動金利は最優遇で0.345%でした。
11年以降も金利が変わらないとして、総返済額が5548万円となります。

 

 

10月で0.94%に引き上げ、11年以降は現在の金利が維持されるとして
総返済額は5575万円となり約27万円増えます。
これは11年以降の変動金利が今と変わらないという想定です。
今後固定金利の上昇が続けば変動金利も上がっていく可能性があります。

 

CASE2 B銀行の場合

 

先月の金利が10年固定で1.35%、変動金利は最優遇で0.375%でした。
同様に、総返済額が5778万円となります。

 

 

10月で1.45%に引き上げ、総返済額は5824万円となり約46万円増えます。
当初10年の固定金利が0.1%変わるだけで総支払額が10万円単位で違ってきます。

B銀行の46万円を部屋の大きさに置き換えてみるとクローゼット2ヶ所分(1坪分)です。
10月に金消契約をしただけで子供室のクローゼットが2つ無くなってしまいました。
こう考えると金利0.1%の上昇が切実な問題として実感できます。

引用元 住宅保証機構株式会社様

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

住宅ローンの店頭金利はここ20年、固定金利は3%前後、変動金利は2%前半で安定しています。
10年先の2030年に住宅金利がどのようになっているかは想像がつきませんが
今よりも金利が下がる可能性は低いと考えます。
逆にこのまま固定金利の上昇が続けば変動金利も上がっていくと思われます。
金利の上昇に備えしっかりと資金計画を立てましょう