あんじゅホームスタッフブログ

【建築豆知識⑤】 SDGsと住宅

菅原 悌

いつもブログをお読みいただき有難うございます。
あんじゅホームの菅原です。
家づくりに関する基本的なお話を建築士の実務目線からお届けしています。
5回目の今日は「SDGsと住宅の関係」です。

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今日は少しお堅い話しです。

同じ家を建てるなら、当然、断熱性能のよい家づくりをしたいですよね。
高気密高断熱のお家は快適な住環境が実現できるだけでなく
ヒートショックなどの健康被害を防ぐことができ
ダニ・カビ・ハウスダストなどによる健康リスクからも守ることができます。

一方で、世界中の人々が持続可能でよりよい生活を送るため、そして
次世代に住みよい世界を引き継ぐために解決すべき課題がたくさんあります。
建築業界においても自らが設計・建設する建築物に対してSDGsとの関係性を理解し
目標に向けた効果的な取り組みを提案・実践することが求められています。

住宅業界においても省エネ基準の法改正をはじめ
2025年度省エネ基準適合義務化、2050年カーボンニュートラルが掲げられ
断熱等性能等級の新設により、断熱性能のレベルが引き上げられるなど
高性能な家づくりが求められています。
ハウスメーカー各社とも高性能で快適なお家づくりを謳っていますが
断熱性・気密性はそこそこで、太陽光発電と高性能エアコンによる全館空調頼りで
快適性を求める会社も存在することは事実です。

2030年には「ZEH住宅」がスタンダードになると言われていて
ZEHには不可欠な太陽光発電の普及率も増えています。
とは言え、太陽光を搭載していてもエネルギー消費なしで暮らしていける訳ではありません。
そこで、省エネと同じくらい大切になってくるのが自然エネルギーの活用です。

 

自然エネルギーを活用する設計手法は「パッシブデザイン」と呼ばれ
「通風」「断熱」「昼光利用」「日射熱利用」「日射遮蔽」を
バランスよく建物に組み込みエネルギー消費を抑えます。
あんじゅホームでは地域性のこともあり全棟とはいきませんが
可能な限りパッシブデザインを採用した家づくりをしています。

高性能な家は当たり前の時代です。
快適な環境づくりへの手法は各会社様によって異なりますが
近い将来へ向けて消費エネルギー削減も視野に入れた家づくりがスタンダードになると感じています。

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