あんじゅホームスタッフブログ

【全5回】窓とパッシブデザイン③ ~自然風利用~

田上 共浩

あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『窓・パッシブ3』についてお話しさせていただきます。

昨日は「日射遮蔽」についてお話させていただきましたので、本日は「自然風利用」についてお伝えいたします。
世間は、今日から三連休ですね!
これから暫くの間は、気温がずーっと30度超えが続くようです・・・。
7月に入ってから、冷感グッズが飛ぶように売れているそうです。
建築業界も、数年前から空調服としてファン付きベストを購入して着ている職人さんが増えて参りました。
このベストを着ていると、かなり涼しいみたいです。
身体が、ファンの風でかなりクールダウンされるみたいですよ!
発売された当時は、こんなベスト誰が着るんだろうか?
と訝しげに感じていたのですが、ヒット商品になっています。

それと同じように、ご自宅をクールダウンさせる方法として「自然風利用」があります。
外の風を上手に捕まえて、風を上手に室内に流す事が非常に大事になります。
風が吹いている方向を知らないと、そのまま建物に沿って風が逃げている可能性大です。。。
その為にも、地域ごとの風の特性を調べる事が大切です。
そしてその建物に沿って流れている風を取り込むために、ウインドウキャッチできる縦滑り窓が有効なのです ‼
その際の注意点として、吊元を外側にするのではなく内側にすることで通風量が4倍アップします。


(LIXIL公式サイトより引用)

また重力換気という方法を用いて、暖まった空気を上手く外へ排出する方法を取り入れる事も有効です。
重力換気は暖まった空気が上昇する現象を利用し、建物内の低い位置から風を取り入れ、できるだけ高い部分から暖まった空気を排出できるように空気の流れを作って換気する自然換気の一種です。
空気の入り口と出口の高低差が大きいほど、外に排出される換気量は大きくなります。
なので一階に地窓を設置し、二階の高い位置に横滑り窓を設置すると、上手に重力換気をすることができます。
また吹き抜けを利用して、エアコンを掛けながら重力換気を行うと家中が涼しくなります。
電気代が勿体ない気持ちになりますが、実はこの方法を用いた方がエアコン一台で涼しくなります。
そして涼しくなったら窓を閉めて、エアコンを自動運転にして快適な暮らしを楽しんで下さいね ‼


(LIXIL公式サイトより引用)

上記のような「自然風利用」を踏まえて、窓配置と窓形状をお客様の家づくりに提案しています。
このようなパッシブデザインにご興味のある方は、是非ともあんじゅホームヘお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。