あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『健康長寿の家づくり』についてお話しさせていただきます。
先日、「ピンピンコロリの新常識」などの著者である星 旦二先生が、神戸駅前のHDCビル5階のスタジオABC内で基調講演されるということで、LIXIL様の営業担当者様からお誘いをいただきました。
有名な先生の講演なので、二つ返事で伺いますとお伝えさせていただきました。
星先生は医学博士であり、厚生省にも勤務されたのち大学の教授をしながらセミナー等で『健康長寿の家づくり』について講演されています。
その中で健康長寿を決める要因は、水と空気と家の性能だと言い切られています。
それは、日本全国あらゆる健康に関するデータを取得したからだとも言われました。
例えば、日本で長寿の県として知られている沖縄県ですが、最近は、木造建築と鉄筋コンクリート建築の両方を見掛ける事が増えたと思います。
鉄筋コンクリート建築はより耐久性があり、気密に優れていることが特徴的ですが、コンクリートは水分を吸収しにくく、湿気がこもりやすくなってしまいます。
そのため、温暖な気候の沖縄県ではカビが多く発生し、それが原因で亡くなったと思われる方が増えて参りました。
対して、木造建築は伝統的な沖縄の建築様式を継承しつつ、風通しや自然環境に配慮した住宅や施設が建てられています。
さらに、鉄筋コンクリートのデメリットであった湿気についても、木造であれば木材が調湿するため、鉄筋コンクリート住宅よりも木造住宅の方がカビの発生を抑えられると考えられます。
そういったことも関係してか、2000年初頭まで沖縄県の年間戸建て着工棟数において1割にも満たなかった木造住宅が、20年後の2022年には44%を占めるようになり、それまで主要だった鉄筋コンクリート造を上回りました。
一方、日本で一番気密と性能の良い家づくりが行われている北海道でも、年々亡くなる方が増えて参りました。
要因としては、気密の高い家の中でタバコを吸ったり、石油ストーブをガンガン焚いたりして、空気環境が悪くなり肺の病気で亡くなる方が多くなったそうです!
そして山梨県や長野県などの山岳地帯で、水と空気の美味しい地域は長寿の地域として知られるようになりました。
またデータの傾向としてイメージと違ったのは、田舎でお医者さんの数が少ない地域の方が長寿の傾向が強かったみたいです。
病院の数が多いと入院する機会も多くなり、高齢で入院して日数が経過すると寝たきりになり、生きる希望が薄れて早く亡くなる可能性が高まっているのかも知れません!
そのような事を総合的に考えると、住まいの住宅環境が人の寿命を決めるといっても過言でないと言われています。
『健康長寿の家づくり』に重要なのは、新鮮な空気・陽光・暖かさ・静かさ・清潔さ・食事です。
健康で長生きしたいと考えるのであれば、家づくりの大事さをいま一度見直して下さい ‼
『健康長寿の家づくり』にご興味のある方は、是非ともあんじゅホームへお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。
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