太陽光パネル設置が義務化

2022年12月21日 19:00:00ライター:田上カテゴリ:住まいづくりのお役立ちコラム

あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『太陽光パネル設置の義務化』についてお話しさせていただきます。

2022年12月15日に、新築戸建に太陽光発電パネルの設置を義務付ける東京都の条例改正案が賛成多数で可決されました。
施行は、3年後の2025年4月からになります。
戸建を対象にした『太陽光パネル設置の義務化』は、東京都が全国初になります。
戸建やマンションなど延床面積が2,000㎡未満の新築住宅の場合は、住宅メーカーや販売業者に設置義務が課せられます。
但し、対象は東京都内で年間に延床面積2万㎡以上を施行・販売する業者に絞り込んでおり、東京都は約50社を想定している様子。

また太陽光パネル設置の義務化に関して、東京都の場合は立地によって日当たりに偏りが出るため対象となる全ての建物への設置は求めないとしています。
太陽光パネルを設置すべき建物の割合を地域の日照量に応じて区分し、日照条件による区分として高層建築が多い千代田区・中央区と高層ビルに囲まれている都心部、山あいの奥多摩町、檜原村は30％、23区の大半は70％、世田谷区や多摩地域の大半は85％の建物に設置が必要としました。
太陽光パネル設置のスペース確保が難しい屋根面積20㎡未満の建物については、今回の『太陽光パネル設置の義務化』対象から外した模様。
義務を達成できなかった場合の罰則はありませんが、東京都が指導や勧告、事業者名の公表を行う予定です。
一方、ビルなど2,000㎡以上の大規模建物については、建築主が設置義務を負います。
駐車場付きの住宅に、電気自動車などの充電設備を設置することも義務付けられました。

住宅1棟あたり100万円以上と見込まれる費用負担を少しでも軽減する為、新制度に対応した住宅を施行・販売する業者やパネルのリース業者などに対し、合計301億円を助成する補正予算も成立しました。

2050年脱炭素社会の実現に向けた国と地方の協働・共創による地域のロードマップが、東京都の『太陽光パネル設置の義務化』によって前進しました。
今後も、東京都以外の政令指定都市が条例を変更して『太陽光パネル設置の義務化』を可決するかもしれません ‼
新築をご検討される際は、屋根に太陽光パネルを設置することを是非ご検討下さい。
その際は、太陽光パネルの重量を計算に入れて建築して下さいね。
そうしないと、地震や台風の時に心配ですよね！

心配や不安を解消させたい方は、全ての建物について許容応力度計算を行い、安心を担保する株式会社あんじゅホームへお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。

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