あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『医療制度改革』についてお話しさせていただきます。
昨日で、私も54歳になってしまいました。
人生の折り返し地点を過ぎて老後の人生を考えるにあたり、貯金や毎月の生活費を下げる工夫を凝らしている最中に、また改革という名目で負担増になる法案が可決されました。
◆可決された法案「医療制度改革関連法」のポイント
・一定の所得がある75歳以上の医療費窓口負担を1割から2割に
・対象は、単身では年金を含む年収200万円以上、夫婦世帯では合計年収320万円以上。
・引き上げ時期は2022年度後半で、今後政令で定める。
年齢が上がるにつれてお医者様に掛かる比率が高くなるというのに、これは本当に厳しい話だと感じます。
財政がひっ迫しているので解らない話ではありませんが、50歳代になって年金を貰う事が現実味を帯びてきた段階では、今後のライフプランに支障が出てきますよね!
サラリーマン家庭で、奥さまが専業主婦(パート収入も扶養の範囲内とする)のモデルケースだと、65歳で年金受給した場合は約250万円(月間 約21万円)になります。
この年金額で20年~30年程生活していくとなると、人によってはかなり慎ましい生活を厭わないとダメだと思います。
持ち家で住宅ローンも終了している家庭であれば良いのですが、持ち家では無く賃貸住宅にお住まいされている場合は家賃負担分がかなりのウェイトを占めると思われます。
また性能の低い住居にお住まいされていると、室内が暗く夏は暑く冬は寒い住居が大半だと思われますので、お医者様に掛かる確率が高まると感じております。
年金が平均額だと医療制度改革でも負担増になりませんが、年金額を少しでも増やそうと繰り下げ受給をご検討されている方にとっては、この改革はライフプランの変更を余儀なくされる可能性大かと思います。
かく言う私もその一人で、70歳まで生活と健康の為に働いて、年金を夫婦揃って繰り下げ受給しようと考えていました。
5年間年金受給を繰り下げすると、年金額が42%も増えます!
これは確定の年利です!こんな良い確定商品は有りません。
死ぬまで42%増えた年金額を受給できます。
もしも65歳から70歳の間に亡くなった場合は、貰えるはずの年金額が遺族に支払われますので、残された者にとっても安心ですよね。
但し、今回の『医療制度改革』でモデルケースとされる年金額の約250万円が42%増えたとしたら、約355万円になります。そうすると、夫婦世帯で合計年収320万円以上が対象となりますので、対象者となってしまいます。
ならば年収を上げずに貯蓄額を増やして、裏技的に貯蓄額を切り崩して生活しようかと思います。その方が、手残り金額が多くなりますよね!(笑)
お金に関して不安のある方は、ライフプランの作成をお薦め致します。
これからも皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。
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