カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話～壁内結露を防ぐTBシート～

こんにちは、あんじゅホームです。

今回の「マニアックな施工のお話」は、壁の中（壁体内）の湿度調整を行う、高性能調湿気密シートについてご紹介します。

「あれ、9月7日の投稿（https://www.sumai-jp.com/archiveblog/writer/detail/21/1335/）でも、壁の防水や湿度調整の話をしなかった？」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんね。

壁は壁でも、前回は“外壁”の下地シート、今回は室内と接する“内壁”側に施工する気密シートのお話です。目に見えない壁体内で発生する結露やカビは、住まいの寿命を縮める大きな原因。

家を長持ちさせるためには、壁体内に湿気や水を寄せ付けない対策を何重にも重ねる必要があります。

■夏は透湿、冬は防湿の「TBシート」で年中結露対策！

当社では、キムラが新開発した高性能調湿気密シート「TBシート」を施工しています。
このシートがすごいのは、周囲の湿度条件に応じて「透湿」と「防湿」を切り替え、自動対応してくれるところ！

冬場は外壁側で結露が起こりやすいのに対し、夏場は内壁付近で結露が発生します。いわゆる逆転結露（夏型結露）と呼ばれる現象です。

今まで住宅に使われてきた気密シートの多くは冬を想定したもので、逆転結露には対応しきれていませんでした。

その点「TBシート」は、水分が付着するとすき間ができ、逆に少ないとすき間が無くなる特殊フィルムで、湿度変化に応じて透湿と防湿を繰り返すことが可能。

壁体内の湿度を年中良好に保ちます。

●冬は防湿気密シート

湿度が低い冬場は、湿気を通さずしっかり防湿。

●夏は透湿気密シート

湿度が高い夏場は湿気を通して結露を防止。

あんじゅホーム公式リンク

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