住まいづくりのお役立ちコラム

専門家に聞く住まいの収納④「衣替え後編～今すぐできる収納の工夫～」

前回（https://www.sumai-jp.com/archiveblog/writer/detail/21/1052/）に続いて「衣更え」についてお話しさせていただきます。

後編は、今お住まいの家ですぐに実践できる収納術！

前編でご紹介したような “衣更えいらずのクローゼット”を実現するだけのスペースがないという場合も、ちょっとした工夫で、衣更えの手間や労力をグンと減らせますよ♪

【アドバイザー】あんじゅホーム藤本夕子

取得資格：整理収納アドバイザー・整理収納教育士

プロフィール：

家事や子育てと仕事を両立する、ママさん社員。インテリア好きが高じて、整理収納アドバイザーの資格を取得しました。

子どものお片付け（子供向け整理収納教育）に特化した整理収納教育士の資格取得者でもあります。

【今すぐ実践できる収納術！衣替えの手間を省いて家事ラクに】

●“見える化”＆“ワンアクション出し入れ”を徹底

クローゼット内は、衣服や小物を一目で見渡せ、何がどこにあるか把握できる状態にしましょう。

また、ハンガーやS字フックに衣服・バッグなどを重ね掛けするのはNG。

ワンアクションでスムーズに出し入れできないと、奥に何があるか忘れたり、使わなくなったりする原因に。

整理整頓された状態も維持しにくくなるので要注意です。

服を探す、取り出すといった作業にかかる時間を極力短くすれば、衣更えはもちろん、日々の家事も時短できます。

●定期的な仕分けで収納量8割をキープ

前編で「クローゼット内の収納量は8割程度に」というお話をしましたが、その状態をキープするためには、定期的な仕分けが必要。

放っておけば、物はどんどん増えてしまいます。

基本的には1着買ったら、1着手放すスタンスで。衣更えを機にクローゼット整理をするのもいいでしょう。

長く着ていないものの捨てる勇気が出ない服は、一度着用して外出すれば、今でも使えるかどうか判断しやすいはず。

友達とランチに行ける服かどうかを判断基準にするのもオススメです。

●使う頻度に合わせて収納場所を決定

クローゼット内は、よく使うモノを中段、1週間に1度程度使用するモノや重いモノを下段、あまり使わないモノを上段というように、使用頻度で分けて収納しましょう。

見えづらい上段のモノは、軽くて上げ下ろしがスムーズな布製ボックスなどに入れるのがベター。

中を確認しやすく、すぐ取り出せる状態にしておけば、必要な時に手間取りません。

収納スペースの都合で衣服とその他のモノを一緒に収納する場合も、暖房器具やお雛様といった、季節用品などをサッ取り出せます。

後編のアドバイスは、注文住宅を建てた後、使いやすい収納スペースを維持する方法としても有効です。ぜひ参考にしてくださいね♪

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