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風災について
今回の台風ではなぜか神戸に大きな被害が出ました。
台風の中心がかなり外れていたので、油断をしていましたが、
かなり強い風が吹きました。
近畿で一番強い風が吹いたのが神戸で、なんと４５．９ｍでした。
風速では分かりにくいので、時速にすると「１６５キロ」です！
時速１６５キロで走っている車から顔を出すとどうなるかを
想像してもらうと、どれほど凄い風なのかが少し分かってもらえると思います。
気象庁の出している「風の強さと吹き方」では、瞬間風速から見てみると
「車の運転が困難になる」「看板が落下、飛散する」「道路標識が傾く」
「固定の不十分な金属屋根の基材がめくれる」「不十分な仮設足場が崩落する」
とあります。今回は、まさにこのレベルかそれ以上の強い風でした。
今回の瞬間風速４５．９ｍは、神戸の観測史上３番目に強い風でした。
１位は、昭和４０年、２位は、昭和５０年の「ジェーン台風」です。
この二つの台風は、昭和４７年生まれの私には記憶にありません。
記憶にあるのが、４位の平成１０年、５位の平成１６年です。
５位の平成１６年では、風速４１．５ｍでした。
この時も、カーポートやテラス屋根が飛んで行ったり、
ソーラーパネルが飛んで行ったりと、かなり大変だったと記憶しています。
１９３７年（昭和１２年）から観測開始から、平成になって５位の内、
３件も入っているのは、とても気になるところですね。
地球の温暖化で、海面温度が上昇しているのが原因だと思いますが、
今後も大きな台風が発生すると予想するのはたやすいことです。
ちなみに、平成１０年、１６年ともに、１０月後半に発生した台風です。
１０月は台風の時期ではないと思っている方も多いかもしれませんが、
夏に温められた海水の層が分厚くなっているので、
熱量は１０月の方が多いのです。
これだけ強かった風の影響は甚大な被害をもたらしました。
弊社でも数多くの問い合わせをいただきました。
弊社では、火災保険のご案内をさせていただいてるのですが、
もし火災保険のことを知らずに、直してしまっている人がいれば、
ぜひこの単元だけでも、読んでおいてください。
火災保険には、基本的に「風災」が付いています。
「風災」今回のような台風災害にも利用できます。
かならず火災保険証書をご確認いただくか、
電話で保険会社にご連絡して、風災の内容をご確認ください。
風災には大きく分けて２種類あります。
①２０万円以上の補修費用がかかる場合に全額が保証される
②免責金額が決まっていて、免責額以上が保証される
これは、昔は台風が来ると、窓自体が木製でガラスも薄かったので、
ガラスが割れるなどの小さな被害が多くて、保険会社が
最低金額として２０万円としたのです。
それが、最近は窓ガラスが割れることも少なくなったので、
免責タイプの保険も出てきたのです。
①の２０万円以上は、免責金額が２０万円ではないので、
間違わないようにしてください。
２０万円以上だと、満額保険金が支払われます。
屋根の被害が少しだと、工事費が２０万円にならないと、
あきらめてしまわないでください。
実際、屋根の工事をする場合は、足場を組むことが多いので、
足場を組む費用がかなりの金額になりますので、
２０万円の工事費を超えることがほとんどなのです。
ですからまずは、少しでも被害があった場合、
見積を取るようにしてくだい。
しかし、今回のように次の台風が来ているというような状況ですと、
早く直さないといけないので、見積もりなど悠長なことは言っていられない。
このような場合は、被害状況の写真だけをしっかり撮っておいて、
工事は先にしてしまっても大丈夫です。
保険の請求は、工事後でも可能なのです。
風災の保険請求は、写真と見積を郵送してのチェックでして、
現地を見に来ることは大きな金額の場合やよほど怪しい場合のみです。
ほとんどの工事は、デスクチェックなのです。
上記にも書きましたが、これからは台風の被害が多くなると思います。
火災保険の風災は、入っておいた方がいいかもしれません。
今一度、保険の内容の確認をしておくことをお勧めします。
なお、何かあれば「あんじゅホーム」にご連絡くださいね！
台風の被害の対応もしておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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