施工事例 約30坪で小さく建てて、のびのび暮らす都市型住宅(前編)
今回ご紹介する施工事例は、建延面積約28坪でありながら、「視線が広がる設計」で、外からは予想できない開放的な住空間を実現した住まいです。
とりわけリビング階段のある吹き抜けLDKは、スコンと縦に抜ける高さのある天井と視覚効果で、伸びやかな広がりが演出されています。
小さく建てて、のびのび暮らす秘訣を一つひとつ見ていきましょう。
都市型住宅や狭小住宅をお考えの方には、参考になるポイントがいっぱいですよ。
片流れ屋根がシャープな外観は、上部に黒のガルバニウム鋼板を使用したモノトーンの色使いで、より硬質かつストイックなデザインに。
日差しが強く、通行人の目線も気になる表通りには、窓をほぼ設けず、外に閉じた住まいを演出。
ところが中に入ると…
驚くほどゆったりとした、明るい住空間が出現!
吹き抜けを介して光が届くだけでなく、視線を上階へと導くことで、開放感を感じられます。さらに天井部に注目すると、軒天までつながるように施工されたレッドシダーが、内と外の景色を一体化させ、横への広がりを強調。戸外が住空間の一部になっています。
階段は、踏板にフローリング同様の無垢材、手すりには金属を使用し、意匠としての存在感を持たせました。
スリップ階段になっていることで、吹き抜けの壁に開いた大きな開口部や掃き出し窓から入る陽光を遮りません。
ワイドなシンクや作業台を設けたカウンターキッチン。コンロは背面に設け、調理中の家事動線を短縮しました。
キッチンを反対側から見るとこの状態。
食材や食器、キッチン家電などをまとめて仕舞えるパントリーは、スライド扉を開けたまま調理できて便利です。お客様が来られたら、サッと閉じてスッキリと。
カウンター下と上部の間接照明、ペンダントライト、ダウンライトを組み合わせた照明計画で、ドラマチックなキッチンステージに。
次回後編では水回りや玄関ホール、寝室などをご覧いただきます。リビング同様、実際以上に広く見せる工夫がいっぱいですよ。どうぞお楽しみに。
今回ご紹介した施工事例は、HPでもご覧いただけます。
https://www.sumai-jp.com/2016/05/27/8658/
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