失業保険は受給できる? ~受給金額・期間編~
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、昨日に引き続き『定年退職後の失業保険』についてお話しさせていただきます。
昨日は定年退職後の失業保険給付における条件についてお話させていただきました。
今日は受給条件を満たした場合に、気になる“いくら給付されるか?”“どのぐらいの期間なのか?”についてお話させていただきます。
◆定年退職で失業保険はいくら給付されるのか?
まず、失業保険の金額基準となるのが「賃金日額」です。
賃金日額とは、退職直前の6ヶ月間に支払われた賃金の総額を180日で割って算出するものになります。
つまり1日分の賃金額という事になります。
その賃金日額の50%〜80%(60歳〜64歳は45%〜80%)が、1日に支払われる失業保険の金額になります。
この額の事を、「基本手当日額」と言います。
失業保険の目安としては給料の45%〜80%と考えておくと良いと思います。
とはいえ幅がありますので、「基本手当日額」として考えるのであれば給料の60%ぐらいを目安とすることをお勧めします。
失業保険は28日ごとに振り込まれるので、「1回の振込額」は基本手当日額×28日分となります。
※賃金日額は離職時の年齢によって上限額が決まっていますのでご注意ください。
◆失業保険はいつまで貰えるのか?
失業保険の受給期間のことを「所定給付日数」と言います。
この「所定給付日数」は、自己都合退職か、会社都合退職か、退職理由によって違います。
当然、自己都合退職よりも会社都合退職の方が、失業保険においては優遇されています。
所定給付日数が長かったり、退職後2ヶ月間の給付制限期間というのが無いので、直ぐに失業保険を受給できます。
◆定年退職は自己都合退職?会社都合退職?
定年退職の場合、どちらに該当すると思いますか?
実は、定年退職は自己都合退職なんです ‼
定年退職はあらかじめ辞める時期が決まっていますので、その後の予定を立てやすいために会社都合ではなく自己都合として扱われます。
では自己都合退職の場合「所定給付日数」はどうなるのかというと、雇用保険の加入期間が1年以上10年未満だと90日、10年以上20年未満は120日、20年以上は150日となっています。
なので貰える期間は、最大でも約5ヶ月となります。
定年退職の場合は、失業保険を貰うまでの3ヶ月間の給付制限期間はありません。
自己都合退職だと、退職してから2ヶ月間は失業保険を受給できないという制限が掛かるのですが、定年退職の場合はこの制限が掛かりません。
なので、退職して直ぐに失業保険を受給することが出来ます ‼
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