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新！住宅ローン控除を深堀り！　～前編～

2022年06月17日 19:00:00ライター:田上カテゴリ:

あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『新しい住宅ローン控除』についてお話しさせていただきます。

2022年度も、半分を過ぎてしまいましたね！
ついこの間までGWや雛祭り、バレンタインデーにお正月と言っていたと思ったら、もう年の半分まで来てしまいました。
間も無く梅雨の時期で、それが過ぎたら子供たちは待ちに待った夏休みがやって参ります。
その頃になると、蒸し蒸しした賃貸住宅から夢のマイホームへ引っ越したいと考えるお客様が増えて参ります。
その参考となるように、2022年度から改正された『新しい住宅ローン控除』の内容をお伝えさせていただきます。

新しい制度は、年収の高い方にとっては非常に改悪された制度となっています。
ただ、夢のマイホームをご検討されている35歳前後のお客様にとっては、改悪とまで悪い制度にはなっておりません ‼
キチンと勉強して、どこの建築会社で夢のマイホームを建てるかで、『新しい住宅ローン控除』の額が大きく変わって参ります。

【 住宅ローン控除の全体像 】

① 年末の借入残高×０.７％
② 借入上限×０.７％
③ 所得税・住民税

住宅ローン控除は、この上記の三つを比較して一番小さい金額だけ控除できます。
それを考えると、年収６００万円以下の方は③の税金が一番小さくて頭打ちになりやすいと思います。
2022年度の『新しい住宅ローン控除』は、年収の高い方が必要以上に節税できないようにしました。

また今回の『新しい住宅ローン控除』において、年収３００万円〜６００万円ぐらいのお客様の控除額については大きく変わりません。
それは、年末の借入残高×１％ ⇒ ① 年末の借入残高×０.７％に変更されましたが、控除期間１０年 ➡ 控除期間１３年に延長された事により、新しい制度に変わっても控除額が大きく変わることがありません。

借入上限額は、住宅性能によって変動する！

但し、新築住宅を建てる際の住宅性能によって、借入上限額（控除上限額）が決まっている事をご存知でしょうか？
今年の2022年度と来年度の2023年度の借入上限額（控除上限額）は、今まで通りの5,000万円になります。
その借入上限額（控除上限額）となる住宅性能が、「認定長期優良住宅」です。
しかし、実は「認定長期優良住宅」は新築住宅の25％程しか建築されておりません。
あんじゅホームは「認定長期優良住宅」を標準仕様としていますが、全国的に見ると「認定長期優良住宅」ではない新築住宅の方が圧倒的に多いということがお分かりいただけると思います。
この状況から考えると、お客様ご自身で「認定長期優良住宅」を建ててもらえる建築会社を探して、「認定長期優良住宅」を要望の一つとして伝えるしか手立ては有りません！
そうしないと、借入上限額である5,000万円の控除を享受する事が不可能だからです・・・。
ただし、5,000万円の控除は受けられるのも2023年の12月までの入居となります。
2024年以降となると4,500万円に下がってしまいますのでご注意ください。

また実際に夢のマイホームをご検討されている方の多くが、世帯年収600万円〜900万円前後の共稼ぎ世帯だと思います。
そのようなご夫婦にとっては、2022年度の『新しい住宅ローン控除』を上手く利用すればお得感が増すと思います。
これについては、明日のブログでご紹介させていただきます！

住宅ローンについてもっと詳しく知りたい方はぜひお問い合わせください。
皆さまからのご連絡を、ドンドンお待ち申し上げております。