阪神・淡路大震災から27年。災害から考える「耐震の重要性」
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『地震対策』についてお話しさせていただきます。
今日、1月17日(月)で阪神・淡路大震災から27年を迎えました。
本日は朝からテレビ番組やニュースで、『阪神・淡路大震災』の映像やコメントが随分多く流れていました。
27年前の私は新婚で、私の実家近くの大阪に居ました。
当時私は銀行勤務で、朝の5時には起きて出勤の準備を行っていたところ、午前5時46分に『阪神・淡路大震災』の地震が起きて、あの悲劇の惨劇を目の当たりにする事になりました。
私の居た大阪もかなり揺れましたが、神戸の比では無いと思います。
会社へ行く前にテレビのニュース映像を見ていましたが、映画かフィクションの画像を観ているようだと感じたほど、現実味がない状態でした。
震災の犠牲となられた多くの方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
6,400人を超える犠牲者の多くは、家屋の倒壊によって亡くなったと言われています。
住む人を守るはずの家が人を傷つけてしまってはなりません。
そのため、あんじゅホームでは「耐震等級3」「全棟構造計算(許容応力度計算)」を標準仕様としています。
■「耐震等級3」ってどのぐらいの強さ?
まず、耐震等級とは、住宅の強度を等級に分類した性能表示で、建築基準法で定められた基準を耐震等級1とされています。
・耐震等級1 … 建築基準法の最低ライン(一般的な戸建て住宅)
・耐震等級2 … 建築基準法の1.25倍の強さ(病院や学校などと同等の強度を持つ住宅)
・耐震等級3 … 建築基準法の1.5倍の強さ(消防署や警察署などと同等の強度を持つ住宅)
↑この最高レベル「耐震等級3」をあんじゅホームは標準仕様としています。
■「構造計算(許容応力度計算)」とは?
構造計算には大きく分けて「壁量計算」と「構造計算(許容応力度計算)」の2種類があります。
「壁量計算」は、建築基準法で定められているもっとも一般的で多くの会社が採用している計算方法です。
建築基準法では、木造平屋建てもしくは2階建てで、500㎡以下であれば、「壁量計算」で良いとされています。
しかし、壁の量だけで、地震や台風などの横から受ける力によって建物が倒れないかを検証する計算方法となるため、比較的簡易的なものになります。
それに比べて、「構造計算(許容応力度計算)」は、地震や台風などの横から受ける力の検証に加え、建物の自重や荷重などの上から下にかかる力に対して、全ての柱や梁の検証を行います。この2つの検証を行い、建物の安全性を確かめる計算方法です。
この違いによって、同じ耐震等級でも「壁量計算」と「構造計算(許容応力度計算)」では、実は強度が異なる可能性があります。
とはいえ、「構造計算(許容応力度計算)」には手間と時間がかかるため、コストも上がります。
そのため、建築基準法で定められている「壁量計算」を行い、「構造計算(許容応力度計算)」を行っていないハウスメーカーも多く見受けられます。
しかし、あんじゅホームは、手間と時間、コストをかけてでも、安心・安全な住まいを届けるため、「構造計算(許容応力度計算)」を全棟行います。
暮らしやすく、快適であることも重要ですが、安全で安心できる住まいが大前提です。
建てた後でも、快適さを向上させるリフォームはできます。ただ、耐震性を向上させるためには、構造体の強度を高める必要があり、コストもかかります。
だからこそ、耐震性に拘ってください。
耐震性に拘りたいという方は、是非ともお問い合わせください。
あんじゅホームは、構造もご見学いただけます。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。
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