カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話~注目の断熱材、セルロースファイバー~

詳細記事

 
303PV

カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話~注目の断熱材、セルロースファイバー~

2021年11月23日 19:00:00ライター:あんじゅ公式カテゴリ:

こんにちは、あんじゅホームです。
今回の「マニアックな施工のお話」は、断熱材についてご紹介します。当社が採用しているのは、セルロースファイバー。「現場監督のマイホームができるまで」の連載でも一度軽くご紹介しましたね(https://www.sumai-jp.com/archiveblog/scategory/detail/21/1278/)。
 
発祥の地である欧米では、その断熱性の高さや安全性が支持され、高いシェアを誇っています。とりわけアメリカでは断熱材種別シェアNo.1の約35%。日本でも徐々に採用数が増えていますが、まだそれほど一般的ではありません。
 
なぜ当社が、セルロースファイバーをいち早く取り入れたのか? 多彩な強みを順に見ていきましょう!
 
 
■セルロースファイバーのメリットは?
●断熱材の施工性
国内でシェアが一番高いグラスウールは、筋交い・金物・コンセントボックスなどが邪魔して、断熱材を隙間なく入れるのが非常に難しい一方、粒子が細かいセルロースファイバーは、隙間なく壁の中に充填できるので、本来の断熱性能を100%発揮できるのです。設計段階で高い性能でも、施工が悪いと、絵に描いた餅になってしまいます。
 
 
今回は特別に、内壁に張ったシートを切り取って、充填後の様子をご覧いただきましょう。グレーに見える部分です。柱の際までキッチリ充填されているのがお分かりになるでしょうか?
シートが無くなっても、繊維が絡み合いカステラ上になったセルロースファイバーは、ずれ落ちることなく沈降もありません。
 
●調湿性能
リサイクル新聞紙を原料とするセルロースファイバーは、細かい穴が無数に空いた繊維状の断熱材です。周囲の湿度が高いときは穴の中に水分を取り込み、乾燥時は放出することで、壁の中で起こる結露を防止。湿気やカビで木材が腐朽するのを防ぎ、構造体を長持ちさせることができます。
 
 
●防音性能
防音性が高いため、狭小地や道路に隣接した立地の多い神戸・阪神エリアにはピッタリ。周囲の騒音や隣家への音漏れを低減できます。IGTV(https://www.instagram.com/tv/CFRO7NWgjLc/)の構造見学会動画で、グラスウールとセルロースファイバーの防音性能に関する比較実験(15分48秒から)を行っているので、ぜひご覧ください。
 
●耐火性能
新聞紙が原料というと、燃えやすいのではと思われるかもしれませんが、ホウ酸が添加されているので、燃え広がりを防げます。火にさらされても表面が炭化して、引火しません。
 
●防虫性能
耐火性をアップさせるホウ酸は、防虫効果を高めるのにも貢献。住宅の耐久性を損なう、シロアリを寄せ付けません。また、ゴキブリ対策としてホウ酸団子が使われることからも分かるように、ゴキブリ駆除にも効果的です。
 
●人と環境に優しい
セルロースファイバーは、古新聞をリサイクルした天然の木質繊維。地球環境に優しい住宅資材です。自然素材なので、万が一体内に入っても蓄積されず、人の身体にも安全。また、施工に接着剤などを使わないため、シックハウスの要因となる有害物質が排出されません。
 
 
あんじゅホームの家は、壁と天井にはセルロースファイバー、床にはスタイロフォームを使用し、窓にはLow-Eガラスを採用。一つひとつの部材にこだわり、標準仕様でHEAT20 G1グレード以上の高断熱住宅を実現しています。
 
  •  
カテゴリ
住まいづくりのお役立ちコラム (768)
お知らせ (66)
あんじゅホーム社長ブログ (101)
戸建て工務店 現場レポート (108)
神戸のリノベーション・リフォームブログ (117)
あんじゅホーム社員ブログ (668)
スタッフで絞る
社長社長
田中田中
菅原菅原
あんじゅ他スタッフあんじゅ他スタッフ
あんじゅリフォームあんじゅリフォーム
鎌田鎌田
中山中山
あんじゅ公式あんじゅ公式
宮崎宮崎
森本森本
田上田上