フェーズフリー住宅ってご存じですか？～②日常も非日常も便利な住空間や収納！～
詳細記事
こんにちは、あんじゅホームです。
前回に続いて、フェーズフリー住宅についてお話します。
フェーズフリーとは、商品やサービス、アイデアなど、様々な「モノ」や「コト」において、日常と非日常の垣根を払い、フリーにしようという考え方のこと。ここで言う非日常とは、いわゆる災害時のような状態のことです。
詳しくはライフラインのフェーズフリーについてご紹介した前編（https://www.sumai-jp.com/archiveblog/writer/detail/21/1354/）をご覧くださいね。
後編では、日常でも非日常でも機能的に使える収納設備や住空間、動線について見ていきましょう！
■住空間や収納のフェーズフリー
～日常も非日常も便利で快適な住空間や収納設備～
①回遊動線
キッチンや水廻りなどを効率的に回遊できる動線は、家事ラクの基本。同時に災害時においては、スムーズに移動できることで逃げ遅れを回避でき、パニック時に行き止まりへ追い込まれるといった事態も防げます。
普段から動線上に、移動を妨げる物を置かないようにしておくことも大切です。
②勝手口や掃き出し窓
ゴミ捨てや、買った荷物の運び入れに便利な勝手口。火事や地震で玄関に近づけない時や、玄関から遠い場所で被災した場合は、非常口として使えます。
地震の揺れで建物がゆがんでドアが開きづらいこともあるので、勝手口や掃き出し窓など、いくつか出入口が確保できていると安心です。
③パントリー
最近では、非常食にもなる缶詰やレトルト食品を日常的に食べて、無くなったら買い足すことで、賞味期限内の食材を常時ストックする「ローリングストック」が一般的になってきました。食品や家電品をスッキリ仕舞えるパントリーは、ローリングストックに打ってつけ。
さらにキッチン→パントリー→勝手口という動線を確保すれば、家事が効率的なのはもちろん、備蓄品の補充や避難もスムーズです。
④玄関の土間収納
玄関がすっきり片付き、ベビーカーなども収納できる土間のウォークインクローゼット。
コロナ下では室内に菌を持ち込まない工夫として注目されています。広い土間があれば台風などの際にペットや屋外に置いている自転車、鉢植えなどを避難させることも可能。
また、非常持ち出し袋を土間収納内に用意しておけば、サッと取り出してそのまま逃げることができ、いざという時に取り出せない、どこにあるか分からないといったこともありません。
⑤造作棚、造作家具
暮らし方に合わせてオーダーメイドでつくる造作棚や造作家具。余分な家具や収納を置く必要がないため、部屋を広く使える点も人気です。
地震などの際に、棚や家具が倒れてケガをしたり、避難経路をふさいだりすることもありません。
フェーズフリー住宅というと難しく感じますが、建築時にちょっと意識するだけで、日常も非日常も使いやすい空間にすることができます。
施工事例（https://www.sumai-jp.com/news/cases/）にも、フェーズフリーな空間のお手本がいっぱいありますよ！
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