カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話~土台のこだわり~
こんにちは、あんじゅホームです。
今回のちょっとマニアックな施工のお話は、構造についてお話します。
構造部については、それこそマニアックな細かいこだわりが多すぎて(笑)
一度ではご紹介しきれないので、本日はそのうちの土台について取り上げましょう。
建物全体を支える大事な部分です!
【土台は耐久性が高いヒノキの心材!】
あんじゅホームでは、土台材として非常に耐朽性が高いヒノキを使用しています。
高温多湿で梅雨もある日本の木造建築にとって、最も怖いのは水や湿気で構造材が腐ること。その点ヒノキ材は、火起こしに使われていたことから「火の木」が名前の由来になっているほど乾燥性に優れ、湿気に強い材木です。
また芳香の元となっている成分には防虫作用があり、防蟻にも有効! 以前の記事(https://www.sumai-jp.com/archiveblog/scategory/detail/21/1188 )で取り上げた基礎と同様、土台部分もしっかりシロアリ対策をしています。
加えて、当社が使用しているのは防腐・防蟻効果が高い芯材だけ。
同じヒノキでも、丸太の中心部を用いた赤味の強い芯材と、樹皮側を用いた白っぽい辺材では、防腐性能・防蟻性能に大きな差があります。
【梁の間隔が狭く、使う部材が多い!】
もちろん土台だけではなく、土台と共に1階の床を支える大引という木材にもヒノキを使用しています。この土台と大引の上に28mmの合板を張っていきます。
ポイントとなるのは、床を支える部材数が通常より多いということ。
基礎と床にかかる重量をしっかりと受け止め、床のたわみを防止しています。床鳴りがしたり、家具がカタカタ音をたてたりといったリスクを低減するだけでなく、頑丈な造りで耐久性や耐震性を高めているのですよ。
「2階の床は大丈夫なの?」と思われた方、ご安心ください!
一般的に天井を施工する際は、大梁と大梁の間に小梁を入れて天井部(上階の床部)を支えています。当社ではその間隔を埋める梁をさらに追加。455mm間隔で細かく梁を設置することにより、たわみを防止して、建物の強度も高めています。画像で言うと、棒で指し示している部分です。
梁についてはInstagramのIGTVにて公開中の「構造見学会」動画(https://www.instagram.com/tv/CFRO7NWgjLc/ )で詳しくご案内しています。
こちらもぜひご覧くださいね♪
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