ウッドショックの対応策にお気を付けください
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『ウッドショック』についてお話させていただきます。
最近、木材価格が随分高騰し始めたという内容が浸透してきましたね!
輸入木材が日本に入って来なくなり、その関係で輸入木材だけではなく国産材も高騰しております。
大手プレカット工場の方に今後の流通量をお尋ねしても、分からないというのが正直な解答のようです。
毎日何度も同じことを聞かれるらしく、嫌気がさしている様子が伺えました。
またその際に、他の工務店がウッドショックを回避させようと策を講じている内容を教えていただきました。
- 輸入材から国産材への変更。
- 本来は梁に用いるべき材料を柱に用いる。
- 強度等級を下げて材料を賄う。
等の対応を取っている工務店もあるそうです。
今までも、殆どの工務店が輸入材と国産材の等級を意識しないで利用されています。
その現実からすれば、ウッドショックを回避させる策として国産材を使うことは問題ないように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただし、実際には次のような懸念事項も挙げられます。
- 国産の杉材は、輸入木材より強度が劣る。
- 集成材、製材ともに、柱材と梁材は異なる規格である。
- 予定していた強度等級が、手に入らず等級を下げる。
いずれも構造計算を行えば、その強度の違いがハッキリと判ります!
ウッドショックは残念ながら暫く続くと思われます。
それならば、それを逆手にとって工務店の方に構造計算を壁量計算では無く、許容応力度計算に変更して貰うように依頼されることをお勧めします。
ちなみに、平屋であってもSE構法であれば、構造計算は許容応力度計算しますが、基本的に建築基準法では、木造の2階建て(平屋含む)に関してはこの構造計算が義務付けられていません。
しかし、あんじゅホームでは、SE構法だけでなく構造計算は全棟許容応力度計算いたします。
許容応力度計算した実際の構造をご覧になりたい方は、6/5(土)迄であれば柱や梁の現しをご覧いただける予定です。
他社とは違う構造をご覧になりたいお客様は、ぜひお問い合わせください。
皆さまからのお問い合わせを、ドンドンお待ち申し上げております。
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