カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話~防蟻対策~
こんにちは、あんじゅホームです。
今回のちょっとマニアックな施工のお話は、防蟻対策についてご紹介します。
木造建築の大敵であるシロアリを防ぐための対策をしっかり施しているかどうかは、住まいの耐久性に大きく関わってくるポイントです。
耐震や断熱のことは気にしても、シロアリのことまでは気が回らなかったという方も多いのではないでしょうか。
工務店や設計事務所に家づくりを依頼する際は、防蟻についても質問してみてくださいね。
あんじゅホームでは下記のような対策を取っています。
【ベタ基礎+防湿シートでシロアリをシャットアウト】
シロアリが侵入してくる経路にはパターンがあります。とくに侵入しやすいのが床下。
あんじゅホームでは基礎の立ち上がりだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっているベタ基礎工法を採用。さらにコンクリートの下にも防湿シートを敷き込んで、地面から上がってくる湿気とシロアリの侵入を防いでいます。
ベタ基礎というと、耐震性や耐久性の高さに注目が集まりがちですが、防蟻性も非常に高いんですよ。
【止水プレートで継ぎ目をガード】
一般的に基礎のコンクリート打設は2回に分けて行います。1回目に打設するベース部分と、2回目に打設する立ち上がり部分のつなぎ目は、シロアリにとって恰好の通路です。打ち継ぎ箇所に鋼板製の止水プレートを埋め込むことで、床下からの侵入経路を塞ぎ、防蟻性と防水性を高めています。
【しろあり保証制度 Jotoキソパッキング工法を採用】
あんじゅホームでは、Jotoキソパッキング工法を採用しています。
基礎パッキンで基礎と土台を絶縁し、湿気を排出。耐久性や耐震性を上げると共に、シロアリの発生を防いでいます。クラックの発生も抑えるため、ひび割れ部分からの侵入防止にも効果的です。
さらに優れた気密性の「気密パッキンロング」を玄関や土間、浴室周りなどに敷き込んで床下からの気流をシャットアウト。シロアリの経路も防ぎます。
加えてシロアリやネズミが入ってこないための返しを兼ねた、高機能水切り「Joto防鼠付水切り」を設置。
「キソパッキン」「気密パッキンロング」「防鼠付水切り」の3点でシロアリが寄り付かない環境づくりを徹底した新築住宅にのみ適用される、「しろあり保証制度」の対象となっています。竣工後10年以内のシロアリ被害発生に対して保証金が支払われるため、安心です。
【劣化対策等級3以上が標準】
あんじゅホームの家は、構造躯体が3世代(75~90年)持つことを想定した劣化対策等級3以上が標準。
最高等級である等級3は、木材の劣化やシロアリによる食害を防ぐための防腐・防蟻措置、換気措置を取るよう、必要な対策が細かく定められています。
防蟻のことだけでも、お話しすべきことはかなりあるものですね!
これからも、ちょっとマニアックだけど大切な施工のアレコレをお伝えできればと思います。どうぞお楽しみに。
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