カタログでは伝えきれないちょっとマニアックな施工のお話~コンクリートの受け入れ検査~
こんにちは、あんじゅホームです。
施工管理のチェック体制がしっかりとしていて、現場がきれいなことに自信がある当社。お客さまはもちろん、同業他社の方々にも胸を張ってご覧いただける現場だと、インスタグラムのIGTVで施工現場の様子を公開しています。(https://www.instagram.com/accounts/onetap/?next=%2Ftv%2FCFRO7NWgjLc%2F )
きっちり丁寧に家づくりをおこなう私たちは、家が完成した後では見えない部分にもこだわり所がいっぱい!
そこで今回から、ちょっとマニアックですが、ぜひ知っていいただきたいこだわりについて、シリーズ化してお届けします。
第1回目は、コンクリートの受け入れ調査についてお話しします。
【コンクリート受け入れ検査とは?】
現場に納入されたコンクリートの品質が、発注した条件に適合しているかどうか、強度や配合などを確認する検査です。住宅の基礎に用いられる大事な材料なので、住まいの耐久性や耐震性にも大きく関わってきます。ところがこの検査、戸建住宅や小規模の建物では、あまり行われていません。
あんじゅホームでは基礎を2回に分けてコンクリート打設しており、その都度、受け入れ検査を実施しています!
●供試体採取による圧縮検査
検査のために筒にコンクリートを入れて供試体を作成(6本採取)。1週目と4週目に3本ずつ圧縮検査を行い、圧縮強度の値の平均値を検査結果として合否判定を行っています。
●スランプ試験(流動性測定)
固まる前の生コンクリートの流動性(軟らかさ)を示す値です。流動性が高いほど作業性は良いですが、耐久性が低くなるため、適正許容数値内に収める必要があります。季節によっても固まりやすさは異なってきます。
●カンタブ試験(塩分測定)
カンタブ(塩分測定の試験紙)を使って塩分が基準値以下であるかどうか測定。塩分量が多い場合、コンクリート中の鉄筋が錆びやすくなってしまいます。
●空気量測定
コンクリート中に含まれている塩分化イオンの濃度を測定します。数値が高すぎると、塩分が多い場合と同様に鉄筋が錆びやすくなってしまいます。
何事も基礎が大事といいますが、住宅でも基礎は重要です。
基礎はコンクリートと鉄筋で構成されています。
ですので、コンクリートの性能は住宅に大きく影響します。
もしこれから家づくりをお考えの方はコンクリートの受入検査を行ってください。
今後も、折をみて、見えない部分の大事な話をお伝えしていければと思います。
長く安心して暮らせる家づくりのために、ぜひ住まいの構造や施工にも興味を持ってくださいね♪
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