24時間換気システムの特徴とメリット・デメリット
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、計画換気についてお話しさせていただきます。
現在建築する家には、二時間で一回家中の空気が入れ替わる「換気システム」(「24時間換気システム」とも言われる)を導入する事が法的に義務付けされております。
このコロナ禍では、これから建築するお客様にとって大変ありがたい事ですよね!
計画換気システムと言っても、
・第1種換気
・第2種換気
・第3種換気
と3種類あることはご存じでしょうか。
実は多くの会社が、その3種類のうち価格の面で第3種換気を設置している事が多いようです。
第3種換気の特徴は、給気は窓などの開口部から給気する「自然給気」で、排気は換気扇を利用した「機械排気」です。
この第3種換気に注意していただきたいのは、「建物精度によるすき間風がない家(=気密性の高い家)」であることです。
建物精度が良くない建物であれば、家の隅に滞留している空気が淀み、換気できにくい状態になります。換気システムを良好に作動させる為には、建築会社の取り組み姿勢や大工さんの技量、また監督や設計士の監理能力による所が大きいと感じます。
それに対して、第1種換気は給気・排気ともに換気扇を利用した「機械換気」で、その多くは、屋根裏に機械を設置し各部屋へダクトを這わして空気を入れ替えるシステムを組んでおります。
メリットとしては、第3種換気のように外気を直接家の中へ循環させるシステムよりも、冬は暖かく、夏は涼しく感じることです。
なぜなら、冬の寒い冷気を直接部屋に循環させず、機械の中でお部屋の暖かい空気と外の冷たい空気を混ぜ合わせて家の中に循環させるからです。
逆にデメリットとしては、ダクトを各部屋に這わせる際に技量が必要であり、機械が壊れた時は屋根裏をめくらないとダメなので大掛かりな工事となります。
ただし、それを回避する機械もあります。
それが、第一種換気の「ダクトレスタイプ」。
万が一の大掛かりな工事を懸念される場合は、第一種換気のダクトレスタイプをお薦めいたします。
なお、あんじゅホームでは第1種換気のダクトレスタイプを標準仕様としております。
見学会などでも実際に見て、室内温度などの体感も出来ますので、ぜひご興味のある方はあんじゅホームにお問い合わせください。
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