専門家に聞く住まいの収納④「ウィズコロナで見直す適切なストックのある暮らし 前編」
こんにちは、あんじゅホームの藤本です。
12月は「適切なストックのある暮らし」についてお話しします。
断捨離の流行もあり、ライフスタイルの一つとしてすっかり定着したミニマルライフ(持たない暮らし)。
「必要最小限の持ち物で豊かに暮らす」という考え方はとても素敵ですが、極端に物を絞りすぎると、いざというとき困ることも。
コロナ禍の外出自粛で思うように買い物ができない、特定の物資が一時的に不足するといった事態になって、大変な思いをされた方も多いのではないでしょうか。
この機会に一度、ご家庭のストック品について見直してみませんか?
前編では「適切なストックの見極め方」をご紹介します。
【アドバイザー】あんじゅホーム 藤本夕子
取得資格:整理収納アドバイザー・整理収納教育士
プロフィール:
家事や子育てと仕事を両立する、ママさん社員。インテリア好きが高じて、整理収納アドバイザーの資格を取得しました。
子どものお片付け(子供向け整理収納教育)に特化した整理収納教育士の資格取得者でもあります。
【適切なストックとは?】
①自分にとって重要な物の優先順位を付ける
限られた収納スペースでストックするには、優先順位を付け、備蓄すべき物を絞る必要があります。
「洗剤は絶対これ!」とこだわりがあるなら、他の日用品より多めに買い置きするのもOKです。不測の事態で、お気に入りの商品が手に入りづらい状態が続くと、非常時のストレスが増してしまう恐れも。
「自分にとって大事な物」は何か見極めましょう。
②最小限より1つ2つ余裕を持って
コロナ以前、私自身が実践していたストックの基本は“使用中の物+1個”でした。
ところがコロナ以降、通常通りの買い置きでは衛生用品などの備蓄が心もとないことも。
現在は最小限より少し余裕のある備蓄数を確保しています。
ご自宅の収納スペースの大きさも考えつつ、多少の安心感があるストックを心掛けてみてはいかがでしょうか。
③数を決めて管理できる量をストック
①②を踏まえ、それぞれの物をいくつ買い置きするか、数を決めましょう。大切なのはご家庭で管理できる量を備蓄するということです。
大量にストックして収納からあふれ、何がどこにあるか分からなくなり、まだあるのにまた買ってしまうという悪循環に気を付けて!
また、いくら収納スペースが大きくても、買い込みすぎはNG。
忘れがちですが日用品にも消費期限があります。ウエットティッシュが未開封のまま乾いてしまったなどという経験はありませんか?
「足るを知る」ことを学びましょう。
次回、後編では①~③を無理なく実践し、適切に収納するための整理収納術をご紹介します。引き続きご覧くださいね♪
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