プロに聞く住まいのお手入れ＆トラブル解決「台風後のもらいサビにご用心」
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まだまだ厳しい残暑が続きそうですが、元気にお過ごしですか？
こんにちは、アフター担当の中山です。
9月は暑さだけでなく、台風の影響も大きい時期。
住まいの台風被害というと、真っ先に思い浮かぶのは浸水や暴風による破損ですが、それ以外にも思わぬ被害が…。
台風通過時に太平洋側から吹き込む強い南風は、海水の塩分を飛散させ、かなり内陸まで塩害をもたらします。
写真は、玄関ポーチに取り付けられたステンレス製の手すりです。
ご覧の通り、たくさんのサビが付着しています。
メーカーに相談したところ、台風通過後しばらくすると同様の相談を数多く受けるとのこと。
「もらい錆です！」との回答でした。
【もらい錆（サビ）とは？】
サビやすい金属の鉄粉がステンレス製品の表面にくっついたり、土埃の中の細かい鉄粉が雨水などによってこびりついたりすることで、ステンレスそのものがサビたような状態になることをもらいサビと言います。
【お家まわりのもらい錆（サビ）を防ぐには？】
暴風雨の後で汚れた車を洗車するように、お家まわりもサーッと水洗いを。
これだけでもらいサビを防止できます。
水洗いで落ちないザラザラの粒がある場合は、付着した鉄粉が取れにくくなっているのかも。
その場合は、カー用品店などで売っているトラップ粘土（粘土式クリーナー）を使ってみましょう。
ザラザラする部分に薄めの洗剤などを付けながら、トラップ粘土でこすると表面がツルツルになります。
【もらい錆（サビ）が発生していまったら？】
台風後のお手入れを忘れて、もらいサビが発生してしまった場合には、サビ落としクリーナーを使って早めに対処を！
本来サビないはずのステンレスでも、サビが付着すると、どんどん劣化が進んでしまいます。
ホームセンターに様々なタイプのクリーナーが販売されているので、お使いになりやすいものを選び、使用上の注意をよく読んでご利用ください（商品によって成分が異なりますが、基本的には手荒れにご注意を）。
ステンレスシンクなど、室内のステンレス製品にも使えるものなので、1本あると便利ですね。
今回は家まわりの、もらいサビについてお話しさせていただきました！
次回も皆さまの役に立つメンテナンス情報をお届けします。どうぞお楽しみに。
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