大ピンチ!木材ショック
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、『木材ショック』についてお話しさせていただきます。
2020年12月の初旬に、日本向け専門工場を持つアメリカ米松製材の大手が2021年1月から日本向けの製材生産を無期限停止すると発表しました。
理由は、コロナ禍でアメリカの富裕層が人口の少ない郊外の別荘を購入し出し、それによって優良中古住宅の価格が高騰。
需要と供給バランスで、益々需要が高まり価格がさらに高騰。
その要因の一つに、日本同様アメリカの住宅ローン金利が低い事も起因していると思われます。
その中で丸太コスト高と慢性的な人手不足による生産性の低下が要因で、日本向けの生産難はもとよりアメリカ向けも十分な収益を生み出せていないことから、アメリカ向け工場に人員を集中させ生産性の向上を目指すとの事をプレス発表されました。
(参考/住生活産業総合情報ウェブマガジン「木材が買えない!? 住宅市場に忍び寄る木材危機」)
コロナの影響で、日本のみならず世界中の人が住まいについて考えだし需要過多になっております。
日本でもそうですが、会社に出勤する事なくリモートワークで仕事ができるのであれば、誰だって心地良い家に住みたいと考え出すと思います。
それが世界規模で起こっているのですから、価格の上昇が起きるのは自然の摂理ですね!
コロナの影響はもう一つ。
港運業界では空前のコンテナ不足に悩ませています。
巣ごもり需要の増加に伴う荷物量の増加、航空便の減少に伴う海上輸送への集中、海外のロックダウンによる荷受け作業員の減少といった要因で、輸入材も海上輸送がメインとなる為にこの煽りを受けて流通が滞っています。
このような背景があり、現在世界では「木材の奪い合い」が生まれております。
よって木材の仕入れ値が高くなっているのと、木材自体を仕入れる事が出来なくなっております。
このような事態をお客様には口頭でお伝えしておりましたが、ブログで内容を記載させていただく方が、よりご理解し易いと判断いたしました。
GW明けには、そろそろ大きなニュースになるだろうと思います。
木材の価格高騰を出来るだけ抑えるように、社内努力で経費削減に努めております!
皆さまのご協力を、心よりお願い申し上げます。
これからも頑張りますので、皆さまからのお問い合わせをドンドンお待ち申し上げております。
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