YKKの研修会に行ってきました。
こんにちは、設計二課で職人さん用を含め 全ての図面作成、構造計算、
申請関係を担当しています、草野です。
どうぞよろしくお願いします。
先日、YKKさんにお声をかけて頂いたので、PーSTAGE大阪に行って来ました。
PーSTAGEは、YKKさんによる プロ対応用のショールームになります。
新商品や、時期によっては、まだ発売前の商品を見れたりします。
ただ、今回の目玉は、商品では無く、体感ルームでした。
東京には以前からあったのですが、大阪には去年の秋にやっとできました。
どういうものかと言いますと、ショールームのビル内に大きな冷蔵庫を造り、
(冬の環境を造り)その中に断熱性能の違う2パターンの部屋(それぞれ
エアコンによって部屋中央部を22度ぐらいキープした部屋)とそれに続く
廊下(非暖房室)というものでした。
一方は、平成28年基準レベルの断熱性能を有したもの、(平成28年度 省エネ基準
UA=0.84W/㎡K エピソードNEO 一般複層ガラス入り)
もう一方は、最新仕様で今、建築業界では話題になってきている断熱性能の指針
ヒート20のG2グレードのお部屋でした。 (HEAT20 G2グレード
UA=0.46W/㎡K APW330 ( Low-E複層ガラス・ガス入り樹脂スペーサー)
どちらの部屋も中央部はだいたい22度ぐらいまで温めているのですが、中央から
離れると 平成28年基準レベルの方は、温度がどんどん下がっていきます。
部屋内に大きな掃き出し窓があるのですが、その近くは部屋中央部と10度ぐらいの
温度差があったと思います。(※すみません、情報規制があり、正確な情報ではございません。)
また、部屋に続く廊下との温度差も激しく、快適性とはほど遠く感じました。
あとすごく気になったのは、廊下に取り付けられた窓に付いた水滴の量でした。
普通に水が流れ落ちるぐらいのレベルです。( ゚Д゚)
これだけ結露が発生すると気持ちいいとは思えないですね。
逆にヒート20仕様の方は、部屋中央部と大きな掃き出し窓周辺等の温度差は、
5度も無く、(※情報規制のため正確ではございません。)
また廊下の窓にはほぼ水滴もついていませんでした。
非常に心地よく、こんなにも快適性で差がつくもんだと感心しました。
最後に 上記のように書かれますと 皆様は、平成28年基準レベル仕様は
すごく悪い性能なんだとお思いかもしれません。
ですが、実際のところ けっこう良い性能で造られています。
開口部には、断熱性能の比較的高いアルミ樹脂複合サッシを使っており、
また断熱材の厚みもそれなりにあり、長期優良住宅の認定をなんとかとれるレベルです。
そこらの建売住宅より たぶん良いのものとなっているのではないでしょうか?
それよりもはるかに快適なヒート20 G2仕様、またその仕様にするための
原動力となっている YKKが推奨する樹脂窓、恐るべしというところでしょうか?
こういう体感室がプロだけでなく、公にも公開されればといいと切に思いました。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
次回もどうぞよろしくお願いします。
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