2019 カマろ日記 4月号
今月のトピック
1.建物探訪
2.建物計画のちょっとした工夫⑩
3.カマろの一言
皆様、こんにちは。設計1課の鎌田です。
少しずつ温かさが増し、日々春を感じている今日この頃です。
今年も花粉が大変な状態になっていますね。
周りを見れば、マスクで厳重にガードされた方々ばかりです。
花粉症の方にとって、今年も辛く厳しい季節がやって来ましが、
何とかしのぎましょう。
~建物探訪(近江八幡市)~
先日、滋賀県近江八幡市にあるラ コリーナ近江八幡に行ってきました。
バームクーヘンで有名な「CLUB HARIE(クラブハリエ)」を
経営する「たねやグループ」がオープンした
ショップ・カフェ・農園などで構成された複合施設です。
建物を設計したのは、建築史家で建築家でもある藤森照信氏です。
氏は土地固有の自然素材を多用し、自然と人工物が一体となった
姿の建築を多く手がけており、代表作には「たんぽぽハウス」、
「ニラハウス」などがあります。
この建物の設計にあたり
「店の設計をしてほしい。〆切はひと月後。イメージは〈丘〉」
という施主の依頼に対し、
「この地の緑でカバーされた小高い地形をそのまま建物の屋根にすればいい」
と考え設計したそうです。
メインショップの吹抜けの天井は、漆喰塗りの上に木炭を貼付けており、
その作業は社長以下従業員さんなどによって施工されたものだそうです。
お休みの日に、ちょっと湖東まで足をのばして、美味しいスイーツは如何でしょうか。
~建物計画のちょっとした工夫⑩~
今回のお話はデスクスペースです。
小さな家では、家族全員分の書斎や個室を確保できないことがあります。
たとえ、部屋数を確保できたとしても、机を置けるほどの
十分なスペースを各部屋に配分するのは難しい。
そんなときには、家族全員が過ごすリビングやダイニング、
キッチンの一角に、デスクスペースを設けるとよくなります。
共有のデスクスペースを設けることで、各個室のスペースを最大限にできるからです。
収納家具を使ってデスクスペースを緩やかに仕切れば、
作業途中のものをデスク上に出したままでもリビングなどから
目につきにくくなり、家族の気配を感じながらも、
集中して作業できるスペースとなります。
さらに段差を設けてデスクスペースを下げれば、
囲われ感が増して、より集中できます。
LDKの一角にも専用のスペースを設けることが難しい場合は、
いずれかのスペースとデスクスペースを「兼ねる」ことを考えます。
例えば、アイランドキッチンの背面カウンターを大きめに設定して、
その一部をデスクスペースとしたり、ダイニングテーブルを
デスクスペースと兼用したり、階段や吹き抜け廻りに設置したりといった
方法があります。
ほかのスペースと兼用する場合は、作業後すぐに片付けられるよう、
近くに収納を設けておけば格段に使いやすくなります。
~カマろの一言~
私事ですが、最近寝具を新しくしました。
トゥルースリーパーです。
今まで休日は、寝だめをしようと何度も試みていましたが、
使い込みすぎてクッション性の全く無くなってしまっていた
“せんべい布団”では無理でした。
ところが先日、長年の願いのトゥルースリーパーを購入しました。
その日から毎日、怖いくらいに熟睡しきっています。
今、まさに「本物の眠り」を感じている今日この頃です。
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