2019 カマろ日記 1月号
今月のトピック
1.建物探訪
2.建物計画のちょっとした工夫⑦
3.カマろの一言
明けましておめでとうございます。
設計1課の鎌田です。
2019年が始まりましたね。平成最後の年です。新しい元号が何に
なるのか、気になるところでもあります。
ところで、私の今年の目標はダイエットです。あんじゅホームに入社
して以来、ストレスがないのか、ふと気づけば、7kgも体重が増え
ていました。元の体重に戻すよう、毎日(雨の日以外)、一つ手前の駅
で降りて歩く事を目標にします。
~建物探訪(阪急芦屋川駅)~
阪急芦屋川駅から芦屋川沿いに10分程歩くと丘の上にその姿が・・・。
見えません。シートで覆われていました。
現在保存改修工事中で、今年の2/16にリニューアルオープンするそうです。
前振りが長くなりました。今回の建物は、日本で唯一、完全な形で
現存しているフランク・ロイド・ライトの作品
「旧山邑邸(現 ヨドコウ迎賓館)」です。
ライトが日本訪問中に設計し、弟子の遠藤新の元、
1924年に完成された建物です。
今回は遠い昔に訪れた思い出を頼りにご紹介いたします。
まず敷地内の坂を上がると、ライト独特の大谷石で装飾された
エントランスが迎えてくれます。
大谷石は旧帝国ホテルにも使われており、彫刻が施されています。
その模様は当時ライトが興味を持っていたマヤ・インカ文明を
モチーフとしたデザインです。
室内は狭い空間や低い天井の空間、広い空間や明るい空間と
質の異なる空間を体感することができます。
そんな歴史ある建物に皆様お散歩でもいかがでしょうか?
2/16~5/6までリニューアル関連のイベントも行われるようです。
~建物計画のちょっとした工夫⑦~
今回のお話は窓です。
小さな家の窓は、視線の抜けや空間の広がり感を得るための
重要な要素となります。その一方で、接近する道路や隣家からの
視線を遮り、防犯性を高める必要もあり、その位置と大きさ、
形には詳細な検討が求められます。
家族が集まるLDKに広がり感をもたらすには、窓はできるだけ大きく、
壁の端から端まで設けることが理想です。
高さも天井いっぱいまであるとよく、デッキ・バルコニーとはつなげて
ゆきたいものです。内と外を仕切る壁がないと、デッキ・バルコニーが
室内の一部のように感じられます。
間口いっぱいの開口を実現するには構造のバランス・剛性に注意が必要ですが、
きちんと対策をとれば、得られる効果は非常に大きくなります。
小窓の設け方にもコツがあります。
採光を取りにくい密集地では他の窓に比べて、3倍以上の採光効果がある
トップライトがお薦めです。流れる雲や月や星を眺められるのも大きな魅力です。
また、天井が低い小さな部屋に設ければ、上に視線が抜けることで、
床面積が気にならなくなる効果があります。
窓は基本的に、南北に風が抜けるように配置します。
部屋の配置やつなげ方を工夫して、北側の部屋や奥まった個室にも光と風を
取り込むよう配置します。
~カマろの一言~
去年は自分なりに新しいことに取り組んだ年でした。
特に私の生活に大きな変化をもたらしたのは、ス・マ・ホでした。
思えば、頑なにガラケーを使い続け、家族にも見放されていた私。
仕事に支障をきたすという名目での購入でしたが、
実際手にしてみるとその便利さは驚きでした。
まさに世界を身近に感じました。
この調子で今年もどんどん新しいことにチャレンジしていく所存です。
どうぞ、今年も宜しくお付き合い下さいませ。
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