2018 カマろ日記 12月号
今月のトピック
1.建物探訪
2.建物計画のちょっとした工夫⑥
3.カマろの一言
こんにちは。設計1課の鎌田です。
もう12月、冬本番らしく日々寒くなってきましたね。
毎朝、温かいお布団から出るのが辛い季節です。
皆様はお布団でグズグズすることなく、起きられていますか?
私は、いつも勇気を出して布団から飛び出しています。(毎朝時
間ギリギリまで寝ているので、余韻にひたることが出来ません)
また、今年も残すところ、あと1ヵ月。
終わりよければ全て良しの気持ちで、有終の美を飾るべく今年最
後の1ヶ月、全力投球します。
~建物探訪(阪神石屋川駅)~
阪神石屋川駅から北側に5分ほど歩くと川沿いにレトロな建物が見えます。
今回の建物探訪は、昭和初期の神戸モダニズム建築の一つ「御影公会堂」です。
ところでこの建物、どこかで見たことはありませんか?
そうです。スタジオジブリのアニメ映画「火垂るの墓」の
ワンシーンにも出ています。
この建物は、1933年(昭和8年)に白鶴酒造の7代目社長、
嘉納治兵衛氏の寄付により建設されました。
設計者の清水栄二氏は神戸市役所にも勤めておられ、
初代営繕課長でもあった方です。建物は建設から80年を超え、
昨年4月耐震補強も含めた大規模な改修工事が終了し、
建設当時のように綺麗な姿を取り戻しました。
また、地下には建設当時から営業している洋食屋さんがあり、
オムライスが有名です。
さらに、御影出身で講道館柔道の創設者である嘉納治五郎先生の
記念コーナーもあります。
皆様、そんな歴史ある御影公会堂にお散歩などは如何でしょうか?
~建物計画のちょっとした工夫⑥~
今回のお話は吹抜けです。
小さな家で、吹抜けが果たす役割は大変大きいのです。
まず、吹抜けによって上下階に視覚的な連続性が生まれ、狭苦しさが解消されます。
次に採光や通風を得やすいことも吹抜けのメリットです。
隣家が迫り日照が得られない場合でも、吹抜けに面した2階に開口部を
設ければ1階の居室に光を通すこともできます。
家族の気配も吹抜けを介して伝わるため、
違う階にいてもコミュニケーションが取りやすくなります。
また、吹抜け部分にあらかじめ梁を渡しておけば、
場合によっては、その上に構造用合板を並べるだけで居住面積を
増やしたいときに対応することも可能となります。
そんな吹抜け空間はいかがでしょうか?
~カマろの一言~
上の写真は私の家のお向かいさんの建物の駐車場です。毎年、
紅葉をライトアップし、道行く人々を楽しませてくれています。
それと、先月近所の家の外壁や庭先にガラクタ?が転がっている!
と思っていましたが、その正体は、「宝塚現代美術てん・てん」
という展示会でした。
宝塚にゆかりがあったり、阪神間で活躍中の現代美術作家による作品が展示され
ているとのことでした。
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