2018 カマろ日記 11月号
今月のトピック
1.建物探訪
2.建物計画のちょっとした工夫⑤
3.カマろの一言
こんにちは。設計1課の鎌田です。
暑い暑い夏と台風の多かった秋も過ぎ、今は朝晩の冷え込みが
気になりだしましたね。
ふと気が付くと、今年も残すところ2か月、いつの間にか
“冬”になろうとしているんですね。
そんな中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
体調管理が難しい時期です。皆様お体には充分お気遣い下さい。
私は、先日、油断してTシャツ、短パンで寝てしまい、
今は少し風邪気味です。
~建物探訪(池田駅)~
今回の建物探訪は阪急池田駅から北側に10分
ほど歩いた閑静な住宅地の中にある、
小林一三記念館を紹介します。
小林一三は、ご存じの通り阪急電鉄をはじめと
する阪急阪神東宝グループの創業者で、
小林一三記念館はその旧邸が使われています。
ちなみに建物は、芸術と生活とを一体に楽しむという
思いを込めて「雅俗山荘」と名付けられたそうです。
以前から電車の中吊り広告にあったこの古い洋風建築が
気になっており、見学に行ってきました。
この建物は設計・施工とも竹中工務店で、設計は設計部の
小林利助氏です。
同氏は歴史様式を踏まえた重厚な邸宅建築をはじめ、
工場・映画館・オフィスビルなど多様な作品を手がけたそうです。
この建物は、鉄筋コンクリート造2階建ての洋館なのですが、
屋根には当時流行したスペイン瓦を用いながらもその色を日本の伝統的な瓦に
近いいぶし銀とし、また、イギリス風ハーフ・ティンバー的な表現を
真壁風にまとめるなど、和洋を巧みに折衷させた手法が展開されています。
~建物計画のちょっとした工夫⑤~
今回のお話は階段です。
階段の位置は、住宅全体の動線計画に大きな影響を及ぼします。
小さな家の場合、階段を家の中心に設けて周囲に個室を配すれば、
廊下を最小限に抑えた間取りとなります。
また、リビングなどの吹抜け空間に階段を組み込んでしまうのも1つの手法です。
スペースを広く利用でき、空間の意匠的な見せ場にもなります。
この場合、視線の抜けと採光、通風を充分に確保するために蹴込み板のない
スケルトン階段もお勧めです。
また、螺旋階段を採用すれば、階段の設置面積を最小限に抑えることができます。
小さな家は、住宅密集地や旗竿敷地など採光や通風の条件が厳しいケースが多く、
階段室の上にトップライトを設けたり、階段室を「光(と風)を運ぶ空間」と考えて、
あえて南面に設けるなどして、採光を確保したりします。
~カマろの一言~
今回から新企画、夜景特集です。
右の写真は皆様お馴染みのメリケンパークです。
これは東側対岸側から撮ったものです。
キレイでしょ。
4年程前、私は同僚とよくここに来て夜釣りをしていました。
きれいな夜景を見ながら気分転換に釣りをしていた時の思い出に浸ろうと
やってきましたが、なんと、この場所に洒落た温泉施設が建てられているでは
ありませんか!!
神戸みなと温泉 蓮と言うそうです。
4年前は、ほとんど人通りがなかったのに・・・。
月日の立つのは早いものです。
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