2018 月刊ふかみ通信 6月号

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2018 月刊ふかみ通信 6月号

2018年06月15日 10:38:02ライター:あんじゅリフォームカテゴリ:

今月のトピック

1.ふかみの独り言

2.家づくりの本を読む  【リンゴのような家】 その2

3.あとがき

 

 

ふかみの独り言

 

5月12日に「安全大会」が行われました。

安全大会とは、1年に一度、協力業者さん、職人さんが集まって、一緒に研修を行います。

毎年、テーマを決めて開催しています。

 


今年は、ネクストステージの小村社長さんに来ていただき、『良い現場づくり』について

お話していただきました。ネクストステージさんは、現場を第三者的立場でチェックする会社で、

弊社もお世話になっています。

 

あとがきに続く・・・

 

家づくりの本を読む  【りんごのような家】その2   

住み心地は、住まいで大切なことです。その住み心地とは何か?を取り上げ、

解き明かそうとした本書は、家づくりのヒントがたくさん書かれています。

 

『リンゴのような家』  

新建新聞社 発行

 

リンゴ果実は、何故みずみずしいのか?リンゴの家は、何故住心地がいいのか?

住まいの成熟とは何か?50年後100年後も好きでいられる家とは?

住み心地を決める設計を取り上げた書

 

住まいのエネルギー6つのポイント

 

1,住まいの省エネ化の手法

 

住まいのエネルギー消費を少なくする方法には、「建築による手法」、「設備による手法」、「住まい方による手法」の3つの方法があります。何から始めるのがいいのでしょうか?

まずは建築による手法が先です。基礎をしっかりしておいてから、設備の力を借りるのが、最も省エネです。もちろん、窓を開けて風を取り込んだり、無駄にお湯を使わないなど、住まい方の工夫も大切です。

 

2.体感温度

 

ふだん家の中で感じている暑い寒いという

感覚は、室内の気温だけでは決まりません。壁や床の表面温度が大きく関係していて、一般的には「体感温度=(表面温度+室温)/2」

と言われています。ですので、断熱性能が低い家は外気の影響を受けやすく、冬の場合、壁、床、窓などの表面温度は、断熱性の高い家に比べ低くなっています。そのため同じ室温に暖房をしていても、実際は寒く感じるのです。

 

3.熱との上手なつきあい方

 

「冬暖かく、夏涼しい家」が快適な住まいです。できるだけ機械に頼らず、自然室温で暮らすためには、熱の扱い方が大切です。冬はどんどん入れて、入った熱は逃さない。夏は、できるだけ入れず、入ってしまったらどんどん逃がす。この相反する付き合い方が大切です。

 

4.開口部に要求される多様性

 

壁や屋根に求める熱的性能は、断熱と気密です。夏は日射による熱の侵入を抑え、冬は室内からの熱の流出を防ぎます。

 

でも、開口部に求められる役割は多様です。夏は日射熱には入ってきてほしくないけれど、冬は積極的に取り入れたい。

そこで、ブラインドやスダレなど、住まい手自らが手を使って変えられるものが活躍するのです。

 

5.風を採り入れる窓

 

エアコンを使わず、家の中を駆け抜ける風で涼を取るのは気持ちのいいものです。風の入口と出口を考え、風の通り道を快適に計画したいところですが、方位や周囲の状況によってままならないこともあります。しかし、窓の種類や開き勝手、付属部材を工夫することにより、風を捕まえたり、室内に入ってくる風の流れを変えることができます。

 

6.暖冷房機器一台で

 

自然室温で暮らせる家、といっても猛暑日などはやはりエアコンを使わなければ熱中症になってしまう恐れもありますし、厳寒の冬には暖房が必要です。以前は、暖冷房機器を部屋ごとに設置し、必要な時に必要な部屋だけで使っていました。(それを部分間欠暖冷房と言います)

しかし、建物の熱的性能が高まると、全室を一台の機器で賄うことができ、また連続暖房すると、間欠暖房の時のような立ち上がり時の熱負荷も小さくなるので、全館連続暖冷房も可能となります。

 

最後に

 

現在に求められる住まいを「リンゴの家」に例えて、その良さを伝える本でした。この20年ぐらいの短い間に、家づくりの根本が変わったと言っても過言ではないぐらいに家づくりが変わってきました。断熱、気密、省エネ、創エネなどの性能が飛躍的に上りました。そして、暮らし方も変わってきています。リンゴの家は、まさにこれから求められる住宅の理想です。

 

ちょっと専門的で業者向けの本ですが、ぜひ参考にしてみてください。

 

あとがき

 

小村社長の熱い熱い1時間半の話は、とても好評でした。

どんな仕事も同じだと思いますが、家づくりの現場もPDCAが大切です。良い施工、良い現場にするためには、PDCAのサイクルを回し続けることが重要です。あんじゅホームでも、昔からアフターに力を入れていますが、それは施工しっぱなしではなく、後々の施工状況を知るためでもあります。

 

住宅は、とても長く使われますので、後々に問題が出てくることもあるかもしれません。そんな問題をしっかりと知ることで、改善が生まれ、品質が向上していきます。

 

しっかり勉強した後は、楽しく飲み会を行います。そうやって強いチームワークができていくのです!

 

深見 宗久

 

 

 

 

 

 

 

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