改正建築物省エネ法の研修を受講(後編)
あんじゅホームで住宅コンシェルジュをしている田上(タノウエ)です。
本日は、前回に引き続き、改正建築物省エネ法の研修を受けた内容の続きをお話しさせていただきます。
「改正建築物省エネ法」の背景とは
「パリ協定」(2016年11月発効)を踏まえた温室効果ガス排出量の削減目標の達成等に向け、住宅・建築物の省エネルギー対策の強化が喫緊の課題となっています。
そこで、省エネ基準を満たす建物の増加を目的とし、2021年4月1日より建築士が建築主(お客様)に対して書面を交付し「省エネ性能」について説明する義務を負うことになりました。
省エネ基準を満たすための重大ポイントは「サッシ」にあり
寒い時期に窓辺へ近づくと、結露や寒さで嫌な想いを感じた方も多いのではないでしょうか。
これは、サッシの性能が大きく関係しています。
実はサッシにも「アルミ樹脂複合サッシ」と「樹脂サッシ」と2種類あり、「樹脂サッシ」の方が断熱性能に優れており、省エネ基準の性能値でも「樹脂サッシ」の性能が上になります。
ただ「樹脂サッシ」を使用している住宅会社は、まだまだ少ないのも事実です!
事実、住宅展示場に出店している大手ハウスメーカーの多くは、「アルミ樹脂複合サッシ」を使用しております。
樹脂サッシ(YKK AP公式サイトより引用)
地球温暖化対策にもつながる「ZEH」
地球温暖化対策の面から見ても、住宅・建築物の省エネルギー対策の強化が課題となっています。そこで提唱されているのが一次エネルギーの消費量と創るエネルギー量の収支をゼロ以下にする住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」です。
そのZEH住宅を建築する為の省エネ基準適合判定でも、断熱材の厚みを変えるよりも「アルミ樹脂複合サッシ」から「樹脂サッシ」へ変更することがZEH判定への近道とされています。建築後のOB様宅へ伺った際の体感性能値としても、「樹脂サッシ」の方が良いと感じます。
あんじゅホームでは、住宅性能を重視した家を提案して参りたいと考えておりますので、「樹脂サッシ」を提案する事が多くなると思います!
他社では「アルミ樹脂複合サッシ」を「樹脂サッシ」にすると高くなる場合がありますが、あんじゅホームでは金額差はございません。
デザイン性や使い勝手の違い、建築する地域等でご提案させていただきますので、「省エネ性能」についてご提案する際に詳しくご説明させていただきますね!
ぜひ新築をお考えの際は、あんじゅホームにご相談ください。
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