サイディングについて その1
サイディング。
最近の住宅の外壁材として使われているサイディングについて
今回は詳しく解説していきます。
現在では、住宅の約7割がサイディングです。
「サイディング」とは、「サイディング(siding)」で、英和辞書で調べると羽目板、下見板(したみいた)という意味になります。
羽目板、下見板とは、板なので木製の外壁です。
戦前ぐらいまでは、どn住宅も木製の外壁で作られることが普通でした。
しかし、木製壁だと火事に非常に弱く、住宅の不燃化が求められていました。
その住宅の不燃化を図るために、使われるようになったのがモルタルです。
昭和50年頃までは、住宅の外壁と言えばモルタルが主流でした。
そして、モルタルに代わって住宅に使われるようになったのが、
現在のサイディング。いわゆる「窯業系サイディング」です。
モルタルは、手間暇がかかるうえ、寒い冬場は工事が難しかったのです。
その点、窯業系サイディングは、モルタルのように防火性もあり、
工場生産が可能で、一年中施工ができ、大工さんでも施工が可能な
画期的な壁の材料だったのです。
そして、なによりも工期が短縮することができました。
ちょうどその頃に、高度経済成長時代に入ったこともあり、
一気に住宅の需要が増えるにつれて、サイディングは一気に広まり、
住宅の約半分程度まで普及することになりした。
あんじゅホームでも、約7割程度はサイディングです。
残りは3割は、モルタル仕上げは、やはりほとんどありません。
塗装仕上げとガルバリウムの外壁を使っています。
しかも、塗装仕上げのほとんどは、塗装の下地には
やはり窯業系サイディングが使われているので、
9割ぐらいは、サイディングの外壁ということになります。
窯業系サイディングは、技術の進歩と時代の流れによって
一気に普及した壁材だったのです。
実は、まだまだ50年程度の歴史しかなかったのです。
今回は、窯業系サイディングの歴史をご紹介しました。
また、次回はさらに詳しくお話ししていきますので、
お楽しみ!
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