ガラスについて(その3)

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ガラスについて(その3)

2017年04月30日 23:59:59ライター:社長カテゴリ:

ガラスについてのお話しの3回目です。

 

 

住宅でよく使うガラスに、防犯合せガラスと強化ガラスがあります。

 

どちらも防犯対策にも使いますが、どう違うのか?を

しっかり理解している人は少ないです。

 

 

まずは防犯合せガラスをご説明していきます。

 

防犯合せガラスは、その名の通りで防犯性能が高いガラスです。

ガラスとガラスの間に柔軟で強靭な特殊中間膜を挟んで加熱・圧着したガラスで、ガラスを割ることはできても、中間膜が貫通を防ぎます。

 

この中間膜の厚みにもいろいろあって、

一般住宅には、30ミル(約0.76ミリ)もしくは60ミル(約1.52ミリ)という厚みを使います

(1ミル=1/1000インチ)

 

防犯合わせガラス

 

防犯合せガラスには、CPマークが表示されています。

このCPマークは、「防犯性能が高い商品」という意味で、

このマークがついていることで、泥棒はわざわざ破りにくい窓を

破ることが無く、それだけでも防犯性が高まります。

 

CPマークCPマーク。ガラスだけでなく、いろんなところについてます。

これがあるだけで、泥棒はこのマークがついている所は避けていきます。

 

 

 

次に強化ガラスです。

 

強化ガラスは、普通のガラスを熱処理して強度を上げたガラスのことです。

いわゆる焼きを入れた状態のガラスです。

 

強化ガラスは、びっくりするぐらい割れません。

金づちなどでガラスをたたいても、大きな音がするだけで

なかなか割れません。

でも実は、小口からの衝撃には弱く、ガラスの小口をたたくと簡単に割れてしまうので注意が必要です。

 

また、強化ガラスは、割れた時に小さな粒になるので、割れたガラス片で

けがをすることはありません。

だから、お風呂のガラスに使ったり、車のガラスにも使われています。

 

防犯ガラス強化ガラスの割れたイメージです。こんな感じで小さな粒状に割れます。

 

 

この二つを合せて、強化合せガラスなどもあり、

適材適所に使われます。

 

このように、ガラスにもいろいろな種類があり、

用途に合わせたガラスの選択が必要になります。

 

 

今日はここまでです。

次回を楽しみにしてください。

 

 

 

 

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